岡崎市板屋町にあった遊郭。大正時代に市内の「中町」に移転し、その後「龍城連」と呼ばれる花街として存続。その名残を探して引き続き歩いて行く。
最初のメインストリートから北へ、板屋本通りを400mほど歩いたが比較的名残と見られるものは幸いにもよく残っていた。
最後、また急に幅員が広くなって「ファーッ!?」となる。
この後ろが東海道、こと国道1号線になる。
家康が勧請した新田白山神社
なのでそこの路地を東へ。そこにあるのは新田白山神社。
家康が上州(今の群馬県)の新田から勧請した神社だそうである。
その先の川に架かる橋を渡ると、岡崎城のある岡崎公園。
昔は城大好きだったのに、気づけば最近全然行かなくなったなぁ、などと思いながらスルー。
もう少し近辺を歩いてみた。
家康が生まれた地だから「康生」か・・なんちゅー安直なネーミングなんだw
明らかに違うだろうけど、遊郭の大門跡かと見紛うような石柱が建っていた。
大門通りだったらクロだっただろう、と思うほどの逸品。
ふと振り返ると岡崎城の天守閣が見えた。今の天守は1959(昭和34)年に再建されたもの。
あそこであの家康が生まれたのか、そう思うとなんだか感慨深い。
あの広いメインストリートのすぐそばに、ビジネス旅館が一軒。
これも土地の系譜だろうか。
意外と散策もあっさり終わり、駅へ戻る最中に見つけたこれも遺構でしょう。
入口上部に屋号が書いてあったけど読めませんでした。
以上、2016年1月現在の岡崎・板屋町遊郭跡の様子でした。
今行ってもたぶん同じ光景が見れるでしょう。
後発のメリットってやっぱりこれしかないよな。最新情報を提供できるっていうことぐらいしか。
次は豊川編。乞うご期待。
[訪問日:2016年1月1日]
コメント
こんにちは。はじめまして。
宿場町や古い町並みが好きでちょこちょこ
歩き回っているのですが、ネットでいろいろ見てたら
こちらに辿り着きました。
岡崎の隣町に住んでまして、このような場所が
あることさえ知りませんでした。
明治~昭和な雰囲気の町並みも好きでじっくり
歩いて回りたいと思ってたところ、こちらを
発見して大変ありがたく思っております。
記事が充実し過ぎて凄い(笑)
今後とも更新楽しみにさせていただきます。
さて今日は中村遊郭跡と港陽にでも行ってきます。
レオさん
ご訪問&コメントありがとうございます。
明治~昭和でしたら私も好きな時代なのですが、現状サイトが色街に偏りすぎてるのが少々心苦しいところです(苦笑)
愛知は先日「有松」が重伝建に選定されましたし、古い町並み多くていいところだと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
暑いので熱中症にはお気をつけ下さいね。
ありがとうございます~
中村遊郭も尾頭橋もとてもよかったです。
港陽はご主人さんがちょうど表にいたので
少しお話出来たし。
これからじっくり拝見させていただきますので
今後ともよろしくお願いします~
いえいえこちらこそ~
レオさんもサイトもちょくちょく遊びに行かせてもらいますね。よろしくお願いします。
はじめまして、しみじみ拝見させていただいています。
岡崎はお城の少し東側が康生町(コーセーと発音)といいまして、90年代ころまでかな、多分西三河最大の商業地区で、買い物客で賑やかだったのです。わたしも土曜の午後にはレコード屋や本屋などに行ったものです。今はかなり寂れてしまったようですが。「康男さん」と「康子さん」が多い街です(笑。
朱色かな、とても古くてちょっと大きいダンスホールがあって、調べると96年に閉店し、今は双竜という小さな喫茶店になっているようですね。ダンスホールに行ける年齢ではなかったので、今から思えば残念でした。友人は「あれは文化遺産として残すべきだった」と言っていましたが。周囲からあまりに浮いていたのは事実ですね。
では、失礼します
こんばんは。コメントありがとうございます。
西三河最大とはよほど栄えていたのですね。
その喫茶店、地図で確認したらしっかり前を通っていました(笑
見てみたかったなぁ…そのダンスホール。
よろしければまた遊びに来てくださいね。