オフィス街と歓楽街の間に…赤坂花柳界を歩く

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東京都港区赤坂。
誰もが、高級でおしゃれで洗練された街というイメージを持っていることであろう。もちろんそこに異論はないが、この地に東京六花街のひとつで今も現役の「赤坂花柳界」があることを知る人はたぶんそんなに多くはない。

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溜池山王駅の10番出口から地上に上がり、外堀通りと並行する裏通りへ向かう。すっかり体に染み付いたルーチンが、まさかこの日のルートになろうとは。
実は、筆者は以前赤坂で働いていたことがあり、奇しくも今から歩く料亭街が通勤経路だったのである。

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巨大な花街だった赤坂

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かく言う自分自身も、この地で働いていた頃は花街にはまるで関心がなく、「この通り、いい感じの古い建物が多いな~」などと寝ぼけたことを本気で思っていた。

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遅い時間にこの通りを歩くと、料亭の前に高そうな黒塗りの高級車が停まっている光景をたびたび目にした。場所柄、政治家が接待(談合か?)に使っていたのだろう。今ならそれがよくわかる。

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赤坂花柳界の起源は江戸時代に遡る。今では都内屈指のオフィス街である溜池山王は、文字通り、昔は大きな池があり景勝地だった。そこに料理屋ができ、岡場所、のち花街となって発展。だいたい明治時代のことである。

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昭和初期頃が最盛期で、料理屋・待合114軒、置屋140軒、芸妓約400人とちょっと今では信じられないぐらいの規模にまで発展している。
ちなみに現在では料亭5軒、芸妓は20名ぐらいが在籍している。

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昔は溜池山王~赤坂見附の範囲に満遍なくあった料亭も、今ではTBS通りを挟んで溜池山王側に偏在している。ちなみに、赤坂見附側は都内でも屈指の繁華街、歓楽街となっている。
夜の街という意味では系譜は受け継がれていると言えようか。

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しかしこの日は終始変な感じだった。だいたい職場の近くというのは色々想い出があるわけで、意識の大半はそっちに取られていたように思う。

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東京赤坂組合(見番)が入居するビル。というかマンション。この辺はあまり歩いたことなかったな。

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すっかりオフィスビルとネオン街というイメージの赤坂で、こうして純粋に古いものにだけ目を向けて歩いたことはただの一度もなかった。
この日、こうして歩いてみてこの街の違った一面を垣間見た気がした。来てよかった。

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赤坂見附側に一軒だけ残る料亭、浅田屋。

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2005年に閉店していた「料亭金龍」は、まったく違う業態で2009年にリニューアル。
どうでもいいけどここの向かいの土佐料理の店に当時入ったことがある(笑)

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旧料亭だったと思われる建物。

懐かしさと新鮮さが同居した心地よい時間だった。次の目的地へ向かうことにしよう。赤坂見附から銀座線に乗る。

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おまけ。

赤坂サカスの前、場違いにも程がある場所に朽ちかけた謎の廃屋が一軒あるんだけど、久しぶりに見に行ったらまだあった。

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なぜこんなところにこんなものがあるのか。景観ぶち壊しなのになぜ壊せないのか。昔からずっと疑問に思ってるんですが、どなたかご存知の方いたりしませんか?

おしまい。

[訪問日:2016年4月22日]

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コメント

  1. maru より:

    そのあたりは歩いたことないんですが、、、
    TBSラジオはよく聞いています。

    いい場所にすばらしい戦前のかな?
    廃墟ですね。
    できれば、手入れをして残してほしいものです。

    • mast-mo より:

      赤坂は、新旧が混在したいい感じの趣きがありますよ。是非歩いてみてください。
      廃墟は、所有者がよくわからないとか地権が複雑とかそんなんだと思うんですがね。ホントに違和感全開なので行ったらこちらも是非見学してきてください。

  2. mura より:

    mast-mo様
    謎の木造住居、「バラが咲いた」のマイク真木さんの先輩がお住まいの住居だそうです。ちなみに真木さんも赤坂生まれ。ですので、かつて花街で華やかだった赤坂の雰囲気をよく知っている方です。

    • mast-mo より:

      まさか知っている方がいるとは…いやはや驚きました。ということはまだ住人がいらっしゃると…?えぇっと、どう見ても廃屋だと思ったんですが。