ワールズエンド花街・平井三業地を訪ねる

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東京花街シリーズ最終章は平井三業地。
平井とはもちろん、地味な下町として地味に人気が高い総武線の平井のことである。ここには、都内で最も東に位置する最果ての花街があった。

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なんで最後が平井なの?新橋とか向島とか他に行くとこあるでしょ、って言われそうだけど別に大した理由ではないんですよ。家から近かったからってだけw

他の花街もいずれは回るつもりです。はい。

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最果ての花街と言っても、戦前には置屋45軒、待合30軒以上、芸妓は250人いたというからなかなかの規模だったことがわかる。

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江戸川区と言えば、小松菜の名産地でもあるように昔は田畑が広がる田園地帯だった。平井あたりは墨田区や江東区に近かったこともあってか、さきがけて急速に宅地化が進んで工場なども進出。このような背景から、昭和2年に三業地ができたようである。

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割烹まじま

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平井駅南口を出て、最初の路地を右に曲がる。さらにY字路を左に進むと平井三丁目、かつて三業地があった場所にたどり着く。

「割烹まじま」と書かれた看板が見えたら、その道は正しかったということになる。

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花街なき今、唯一現役で営業していたこの料亭まじま。Web上、まったく情報が出てこないのでここ数年の間に廃業してしまったのではないかと思う。

確かに、そんな雰囲気を感じたと言えば感じた。

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都内では「料理店」や「簡易料理店」は見たことあるけど、「料亭」はたぶん初めて。

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今後この立派で貴重な建物はどうなってしまうのであろうか。なんとか末永く維持してもらえないものだろうかと密かに願うのみである。

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すっかり住宅街になってしまった平井三業地跡には、往時の建物があと二軒残っている。
ところが、それとは別に意外なところで名残を見つけた。

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紅灯が消える最晩年まで営業していた料亭のひとつに、「しのぶ」という名のそれがあった。
このマンションはその料亭の跡地に建つものではないだろうか。いや、これを見たらそうとしか思えなかった。

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志のぶビルの隣に建つのがもうひとつの遺構。表札を見る限り、もしかしたら料亭まじまのご主人の自宅ではないかと推察してみた。

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グーグルアースで拝見させてもらうと、主屋の奥に広大な中庭が確認できる。実際に見れないのが残念。

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こちらがもうひとつの遺構である元料亭の建物。人が住んでるのかイマイチ判然としないが、かなり保存状態がよい。惚れ惚れするような意匠である。

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こうして隣のマンションと比べると、コントラストがかなりキツイ。こんな光景も東京ならでは。
こちらも、いつまでもこの堂々たる姿をとどめてほしいものである。

城東地区、もしくは千葉方面に行く機会があれば、戯れに平井で下車して三業地跡を練り歩いてみてはいかがだろう。
東京にもこんな景色が残ってるんだな、とでも思っていただければ筆者としては嬉しい限りです。

[訪問日:2016年5月13日]

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コメント

  1. maru より:

    平井とは、また渋いとこ行きますね。
    亀戸は歩いたんだけど、、、