塩の道の塩の町・足助の町並みを歩く

愛知県
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弘化三年(1846年)の道標で、「左ぜんこう寺道」「右ほうらい寺道」と刻まれている。ここが伊那街道(善光寺詣の参詣道)と鳳来寺道の分岐点。

香嵐渓の交差点角に立つ常夜灯。ここが宿場の入口。真っ暗な夜道を歩いてきた昔の旅人たちも、この灯りを見てほっとしたに違いない。

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西町

本当の塩の道は一本南側になるんだけど、なぜこっちを歩いたんだろう。。

西町は、明治~大正期には宿屋が軒を連ねていたエリアで、現在は「玉田屋旅館」さんが唯一、往時を偲ばせる姿で営業している。

落合橋より。香嵐渓方面を望む。
足助川と巴川が“落ち合う”場所。たぶんそういう由来でしょう。

気まぐれに足助川の北側から新町方面に戻ってみると、棚ぼたでこんな素敵な建物に出会った。

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田町

最後は田町。
この豊田信用金庫はいわゆる右にならえ組の一人で、昭和54年に建て替えられて今の姿になった。

個人的な感想で言えば、この田町が最も店が多く見どころも一番多かったように思う。

足助の町並みは端から端まで歩くと1kmぐらいあり、思った以上に長かった。

足助中馬館。元は大正元年に建てられた銀行社屋で、現在は資料館。

江戸時代からの塩問屋の一軒、「莨屋 塩座」。草かんむりに「良」と書いて「たばこや」と読む・・って読めるかいそんなの!

もちろん今も塩を売ってます。おみやげにどうぞ。

さっき「中馬館」というのが出てきたけど、解説すると、馬で物資を運んだことから伊那街道を別名「中馬街道」と呼んだことから来ている名前。

はい!ここでつながりましたね。前回の大正村で出てきたうかれ横丁がまさにこの中馬街道でした。

まちのシンボル大鳥居!迷子になったらここを目印にしましょう。

そしてその鳥居の横に建つのがこれ。これはなんぞ・・?
どう見てもカフェー建築の類にしか見えない。

実は鳥居から先のこのあたりは明治時代に付け替えられた道で、江戸時代の塩の道は一本川沿いにある細い道。

じゃあ何もないの?と言ったらそんなことはなく、まずこの山城屋旅館さん。明治20年開業。

そしていたく感動的だったのが酒屋の志賀商店さん。屋根の上に乗っかってる看板がすごい!こういうのなんて言うんですかね。

江戸時代の宿場の中心が本町だとしたら、現在の足助の中心はこの田町。住人たちの買い物の場であり交流の場。そんな印象を受けた。

真弓橋から眺める足助川沿いの風景。ここは撮影スポットにオススメ。

ちょっと長くなりましたが、以上足助の町並みでした。
興味を持たれた方は是非とも足を運んでいただければ、と思う次第なんですが、紅葉シーズンは紅葉の名所じゃなく渋滞の名所になるので、そこだけは外したほうが賢明だと思いますよ!

[訪問日:2016年6月2日]


コメント

  1. maru より:

    凄い町並みですね、、、
    あのタイル張りの2棟は、、、銭湯とカフェ!?

    • machii.narufumi より:

      だったら最高ですねw
      足助に色街的な要素があったとしたら、それはそれでビックリです・・

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