赤線だった盛り場 米子・朝日町界隈

鳥取県
この記事は約3分で読めます。

日本一人口が少ない。砂漠しかない。漢字の順序がわからない。
と、行ったことのない人にさえ情け容赦なく馬鹿にされる県がある。

それが取鳥県。間違えた。

鳥取県である。

当ブログでもついに初上陸となってしまった鳥取県。やって来たのは第二の都市、米子(よなご)である。

スポンサーリンク

渡米

以前、米子出身の人が帰省することをふざけて「渡米」と言っていて面白いなぁと思っていた街。そんな米子には、朝日町という元赤線だった盛り場がある。

元赤線と言ってもまだピンピンしてる現役の歓楽街なので、正直そんなに楽しみではなかった。筆者はどちらかと言うと死にかけてる場末の盛り場のほうが3割増しぐらいでテンションが上がるタイプである。

とりあえず総当り的にすべての路地を歩いて行くことにする。スナックばかりかと思っていたら趣きのある木造建築もあったりした。

何この強烈なビジュアル。面白い。

あと同じような写真が続くので違うことでも書こう。

何もないでしょと言われる鳥取県。別に回し者でもないけど、一応知っている範囲でPRすると以下のようなものがある。

  • 大山(百名山のひとつ。中国地方随一の名峰)
  • 皆生温泉
  • 三朝温泉
  • 青山剛昌(名探偵コナン作者)の出身地
  • 水木しげる(ゲゲゲの鬼太郎作者)の出身地
  • カニの水揚量が全国有数

今だとやっぱりコナンかな。空港の名前にもなってるし、大栄町(現北栄町)に行くとコナン大橋とかあってちょっと面白い。ラッピングバスや電車も走ってるし。どんだけ推してんだよって思う。

あとあれだ、スタバじゃなくてすなば珈琲

日本で唯一スタバが出店してなかったことを受け入れられなかった地元業者が2014年に開業したカフェ。
まぁ1年後にはスタバがオープンしちゃうんですが。逆にそれで知名度が上がったというね。

さ、観光サイトじゃないのでそろそろ本編へ戻りましょう。

朝日町はおなじみ『全国女性街ガイド(昭和30年)』には、こんな具合に紹介されている。

加茂川なる汚い川に沿い朝日町なるパン宿散在す<青江、文楽、松鯉など>。部屋は汚いが、ハッとおどろくほどの松江美人系がいる。おもしろいのは、その宿に「風俗飲食業」の看板がかかっている。考えたものだ<泊り800円>。

とまぁ、ひどい言われよう。鳥取はすでにこの頃からディスられてたんですね(´・ω・`)

で、これが加茂川なる汚い川。住所的には朝日町の南側、西倉吉町にあたる。うーん…確かにキレイではない、、かな。

加茂川に続く細い路地で「新青江」っていうスナックだか小料理屋だかを見つけた。

なるほど。どうやらこの通りがかつてのパン宿街だったようだ。

汚い川は朝日町の先でクランクし、しばらくすると中海に注ぐ。
まるでこの日の天気を象徴するかのように、川面はどこまでも濁っていた。

結局どこを歩いても似たような風景の連続だった。
今でも市内屈指の盛り場である朝日町。駅から遠いけど、やっぱり車で来て代行ってのが主流なんだろうか。

大都市圏で暮らしてるとどうしてもそういう見方をしてしまう。言わばこれも文化の違いなんだろうね。

青線的な雰囲気を味わうことはできたけど、大した収穫はなかったかな。もういいや。
次の場所へ向かおう。

とある居酒屋の前にへべれけになった赤鬼がいた。イメージソングはこれ。

おしまい。

[訪問日:2016年12月23日]


コメント

タイトルとURLをコピーしました