鳥取に魔界あり!キタロードで妖怪たちと戯れよう

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鳥取県西部、日本海に突き出した弓ヶ浜半島にある境港(さかいみなと)市。
日本海、中海、境水道に囲まれた全国でも有数の港町で、あのダイハツタントのCMで一躍有名になった「ベタ踏み坂」のある街である。

この境港は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる先生の出身地であり、まちおこしの一環で、街のいたるところにしつこいぐらい鬼太郎が登場することでも知られている。

米子から盲腸線のJR境線に乗り込み40分。境線には鬼太郎のラッピング電車が走り、さらに各駅には妖怪の名前がつけられているという徹底っぷり。
ちなみに米子はねずみ男。終点境港はもちろん鬼太郎である。

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妖怪の聖地

境港駅前から伸びる全長800mの商店街が、今や県はおろか山陰地方を代表する観光名所にのし上がった「水木しげるロード」である。

鬼太郎のキャラをモチーフにした妖怪ブロンズ像が約180体設置された、どこまでも妖怪づくしの商店街。

ここには2007年1月に来たことがあって、実に10年ぶりの再訪。そのときにぱっと閃いたので、それ以来ずっとこう呼んでいる。

キタロードと。

↑絶対こっちのほうが覚えやすいと思うんだけど、改称しませんかねぇ。境港市さん。

2018年時点で妖怪ブロンズ像は177体。実はこれ年々増えていて、参考までに2012年12月が153体、2008年だとこれが133体、キタロードが出来たときはたったの23体だった。

どこまで増やせば気が済むんだろうか(笑)

キタロードが誕生したのは1993年。
地方都市お約束の、大型小売店の郊外出店に伴う駅前商店街の衰退が契機だった。

なんとか商店街に活気を取り戻そうと、藁にもすがる思いで始めた小さな一事業に過ぎなかったという。

ところが予想外に評判が広がって行き、初年度2万1000人だった観光客はうなぎのぼりに増加していき、2016年には200万人を超える人が押し寄せたというから妖怪たちもさぞビックリしていることと思う。

これには鬼太郎の実写版映画やゲゲゲの女房などが起爆剤になったんだとか。

あったねぇ、鬼太郎の実写版。懐かしいな。映画館に観に行ったわ。
田中麗奈のねこ娘が思ってた以上にリアルだったやつだ。

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妖怪神社

鬼太郎の妖怪アンテナが最も反応しそうなスポットがこの妖怪神社

見るからに妖気がほとばしってそうな鳥居が立つこの神社は、水木しげる先生が直々に入魂したというご神体を持つ霊験あらたか(?)な場所。

なお、ご利益はよくわからない。

10年ぶりに来たけどあんまり変わってないような気がするなぁ。
こんな感じでとにかくどこもかしこも鬼太郎一色。

ベンチの横に置いてあるのは、妖怪スタンプラリーのスタンプ。

「妖怪ガイドブック」(500円)がスタンプ台紙になっていて、35個すべて押すと完走証がもらえるという親泣かせな仕掛け。

これ子供は絶対全部回るまで帰らんと思う。

※「完走証」のプレゼントは終了したそうです

なまこ壁の古ぼけた旅館が香ばしい。寂れてた時代の名残だろうか。

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妖怪ブロンズ像

さすがに150体全部見るほどヒマじゃないので、目についた主要キャラだけ紹介しときましょう。

まずは主人公から。

大泉洋。
じゃなかったw、ねずみ男ですね。

ねこ娘。

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ブロンズ像だけじゃなかった

タクシーまで鬼太郎。気づかなかったけど、車体上部の行灯が目玉のおやじだったらしい。
さ、これでだいたい半分くらい来たかな。

そのときだった。

ファッ!?

( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) …!?

_人人人人人人人人_
な、なんだってー
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

気のせいかな、今なんか妖怪が見えたような・・

しかもなんだ、このめっちゃチャラい感じは・・

まるで妖怪らしくないじゃないか(´・ω`・)

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昭和アーケード的な雰囲気

お、あったあった。
キタロードにわざわざやって来たのは、商店街に古い建物がちらほら残っているという情報を掴んだからというのが理由だったり。

鳥取ではおなじみの白バラ牛乳。

キタロードはやがて本町アーケード商店街へといたる。

ここもまたみやげ屋や飲食店が軒を連ね、建物や店内はやはり色濃く妖怪テイスト。

そして最後、この鬼太郎写真館の隣にあるのが・・

キタロード最大の人気スポット、「水木しげる記念館」。
2003年3月8日、水木しげる先生の誕生日に合わせて開館した記念館で、鬼太郎や妖怪にまつわる展示物が魅力、らしい。←入ってないのでw

キタロードは今、来年7月の完成に向け絶賛リニューアル工事中とのこと。
一方通行化&歩道の拡張で、歩行者が主役となるような空間をつくっていく予定だという。

客足が好調で収益も堅調なのだろう。まちづくり、地域活性化がうまくいった好例だけに、今後がますます楽しみである。

山陰地方へお出かけの際は、是非とも境港・キタロードへ!

[訪問日:2016年12月23日]


コメント

  1. maru より:

    いいところですね。
    家族旅行にはぴったしな感じです。

    • machii.narufumi より:

      そうですね。
      でも、今の子供たちって鬼太郎知ってるんですかね~。次の代ぐらいになったらおじいちゃんおばあちゃんぐらいにしかわからなくなってそうな気も・・

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