見どころが多すぎて全3ページになってしまった鞆の浦散策。
ここ2ヶ月ばかりずっと1ページの記事しか書いてなかったんでちょっと疲れてきました。。
宮﨑駿プロデュースの町家カフェ
ジブリのロケ地めぐりはしなかったと公言したけど、さすがにここだけは紹介しなければならないだろうという場所がある。
『御舟宿いろは』
あの「いろは丸沈没事件」で坂本龍馬が談判に使用した歴史ある建物(旧魚屋萬蔵宅)で、1階がカフェ、2階が旅館になっている。
元々は空き家で売りに出されていたものをNPO法人が買い取り、その後宮崎監督のデザインによって今の姿に生まれ変わったというエピソードがある。
龍馬とジブリの夢のコラボ・・マニアにはたまらない場所かも。
最後に、この「いろは」から市役所までの路地を中心に紹介したい。最後まで見どころが多くてまったく気が抜けなかった。
鞆の津の商家
「鞆の津の商家」は江戸末期に建てられた商家。明治期に建てられた土蔵とともに、当時の典型的な町家として市の重要文化財にもなっているそう。
休日のみ無料開放されている鞆の浦の見どころのひとつなんだけど、またしても年末のせいで開いてなかった。正月休みの旅はこれがあるんだよなぁ・・。
鞆の津の商家の横から延びる路地がこれまた素晴らしい風情だったので、吸い寄せられるように先へ行ってみる。
石畳とも相まって、どこか小京都的な雰囲気を醸し出している。本当に鞆の浦はどこを歩いても絵になる。写真を撮るのが楽しい街です。
まぁ実を言うと、ここまで街全体がノスタルジックだと思ってなかったのでちょっと困惑してました(´・ω・`)
福禅寺。本殿の奥にある対潮楼(客殿)からのフォトジェニックな眺めは、滞在した朝鮮通信使に「日東第一形勝(朝鮮より東で一番美しい景勝地)」と言わしめた絶景。
“朝鮮より東”ってところに若干の上から目線を感じるけどw
再び「いろは」がある通りに戻ってきた。この通りは保命酒屋さんが数軒あるのでお求めの方はこちらへどうぞ。
試飲もできないのはつまらないので筆者はことごとくスルーしましたが。
保命酒って何?って方もいると思うので調べたことを少し書いておくと・・
もち米、麹米、焼酎をブレンドした原酒に十数種類の薬味(漢方薬)を投入して作るリキュールのこと。
養命酒じゃん、って思うけど違いがあって、養命酒は医薬品だけど保命酒はそうじゃないらしい。
アルコール度数は日本酒ぐらいなのでだいぶ飲みやすそう。ちなみに通販でも買えます。
さて、またレトロ建築が出てきました。
こちらは昭和13年に建てられたしまなみ信用金庫鞆支店。
その角を曲がったところにこんな町家が。
こういうのがしれっと残ってるのが鞆の浦という街なんです。
龍馬の隠れ部屋
1867(慶応3)年4月23日、紀州藩の蒸気船に「いろは丸」を沈められた坂本龍馬は賠償交渉のために鞆の浦に滞在した。(これが世に言う「いろは丸沈没事件」)
そのとき滞在したのがこちらの『桝屋清右衛門宅』。
この屋敷は天井裏に隠し部屋があって、龍馬はそこに滞在していたんだそう。
200円払えば見学できるので興味のある方は是非。
鞆の浦には江戸時代の建物が約80棟、明治時代が約90棟、大正~昭和期が約300棟あるという。それに加え、江戸時代からの町並み、港湾施設、歴史上の人物の足跡、そしてジブリの舞台。
狭いエリアに多数の見どころが凝縮されているのは、本記事が3ページまで膨らんでしまったことからもおわかりいただけるかと思う。
まとめるスキルがないだけなんだけどね。。
ただ、正直これでも鞆の浦の魅力を全然伝えきれてないと思うし、入れなかった建物もあった。
こんな拙筆でも興味を持ってもらえたならそれは嬉しいことだし、あとは現地へ足を運んでいただければと。
おしまい。
[訪問日:2016年12月30日]
コメント
凄いですね。
流石に観光客が行くところですね。
道幅がかなり狭くてバスの運行が大変と聞いたことがあります。
そうですねーここは鉄板の観光客向けスポットだと思いました。
でもまちなみは素晴らしかったです。
道幅狭いせいでよく渋滞もするみたいですよ。