こんぴらさんで有名な琴平町。
その門前町にあった遊郭を見に行ったのは2014年の年末のことだった。

記憶を辿ればおそらくそれ以来となる、およそ7年半ぶりに琴平に足を運んだ。
目的は前回リサーチ不足で歩けなかった新町商店街(こんぴらレトロ街道)である。
こんぴらさんの参道から真っ直ぐ伸びた先にある新町商店街。
厳かな気持ちで鳥居をくぐり、東側からアプローチを開始した。
この新町商店街は別名「歌舞伎新町」とも言い、現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居(金丸座)」にちなんで名付けられている。
アーケード手前で脇道に逸れるとこんな素敵な建物がお目見え。
失われた風景
先に断っておかなければならない。と言うか謝っておかなければならないことがある。
この新町商店街、活性化のために空き家や空き店舗をゲストハウスなどにリノベーションするプロジェクトが2024年から進行中で、今現在はだいぶ景観が変わっている可能性のあることをご了承頂きたい。(筆者の写真は2022年)
が・・
上記の断りを入れることは書く前から決まってたんだけど、ホント今さっき知った衝撃の事実。
なんと・・今年の8月から来年1月にかけて、アーケードの解体工事が進められているとのこと。。
何ということでしょう。。
なので、見に行くなら今がラストチャンスかも知れない。
アーケードがなくなったら商店街って本当に印象ががらっと変わってしまうので。
めちゃくちゃ渋い呉服店。
これとかもう文化遺産モノだと思う。
最高にレトロな喫茶ハニー。
で、実は本当の文化遺産もあって、それがこの「へんこつ屋」。
大正初期創業の和菓子屋さんで、建物は登録有形文化財になっている。
なんだけど、筆者が訪れる少し前、2021年12月に閉店してしまった。
一応最新のストリートビュー(2025年3月)では建物は現存してるけど、これもいつまで残ってくれることやら。
このへんこつ屋、建物内の意匠が素晴らしいことに加え、壁じゅうに習字の半紙が貼られた部屋があったり、色んな意味で有名店だっただけに中に入れなかったことが本当に悔やまれる。
あと、前回来たときの記事で書いたけど、赤線時代のガイドブック、昭和30年の『全国女性街ガイド』にもその名前が出てくるのよね。
西側から東を望む。
そんなわけで、屋根があるこの風景ももうすぐ見納めになりそうなので写真撮りたい方はお早めに・・。
アーケード入口にある肉屋さん。この激渋な佇まいよ・・
アーケードを抜けると、琴平の銘酒「金陵」のアーチが迎えてくれた。
と言うのも、この川を渡った先の右手に金陵の本店がある。
振り返って商店街の入口を見る。
左手に見えることぶき旅館が結構良さげだったので、この日ははじめここに泊まることを検討してたんだけど、悩んだ末に鴨島のさくら旅館になった。

赤線跡を再訪
商店街を歩けたので用事は済んだものの、せっかく来たので以前歩いた赤線跡の定点観測をしておこう。どうせ目と鼻の先だし。
あの美しい白黒タイルの物件は生存を確認。
なぜか当時写真撮ってなかった左側のカフェ、不自然な三階建てだし正面がカフェー建築っぽいしクロでは・・?
で、当時潰れて廃墟になってた向かいの「シャトー」が「俺のシンデレラ」とかいう別の店にリニューアルしてた。
旅館みゆきも健在。
白夜は閉業した模様。
確か、前回はあまり時間なかったこともあってこのあたりで引き返したんだよな。
だからこの稲荷神社も見てなかったし。
で、そのちょっと先で見つけちゃいましたよ。
味のある古民家だなぁって思いながら何気なく眺めていたら・・
ちょうど植物が繁茂してるあたりに・・
料理店鑑札発見!!
香川ってそもそも絶対数が少ないからだいぶレアで、見つけると最もテンション上がる県のひとつ(笑)
このラーメン屋はGoogleマップでは臨時休業となっていた。
よい路地。
これは当時屋号だけ撮ってたから見たはずだけど、憶えてないなぁ。
屋号は新ときわ。
入口が三ヶ所もあるし、これは“クロ”でしょうね。
こんなところで、久しぶりの琴平の散策を終えることにした。
[訪問日:2022年5月7日]






























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