上松宿のお次はお隣、37番目の宿場「福島宿」へ。
俗に木曽福島と呼ばれる、木曽町の中心部にあたるまちである。
ここは中山道の中でも昔の名残がよく残っているほうで、個人的にも推したい宿場である。
木曽11宿においては妻籠宿、馬籠宿、奈良井宿が文句なしの三傑だが、おそらく次点がこの福島宿になるのではなかろうかと思っている。
そんな福島宿には、江戸時代に四大関所と言われた重要な関所、福島関所があった。
慶長7~9(1602~1604)年頃に設置されたとされる福島関所。
昔の絵図や発掘調査によって復元された現在の場所には資料館が置かれている。
ちなみに、四大関所と言うのはまず誰もが思いつくであろう箱根の関所。
あとは東海道の新居関所(静岡県)と中山道の碓氷関所(群馬県)である。
資料館は時間の都合でパスし、早速まちなみを見に行くことに。
関所跡の前から眺めるこの風景がなかなかに素晴らしかった。
関所跡から坂を下ると、旧中山道は車通りにもなっている上町商店街へと続く。
この料理屋の前ではた、と足が止まった。
というか目に止まった。
ちなみにこちらの「鳥鍵」というお店はうなぎ、釜飯の老舗で創業が明治23年。
もともと名古屋で「鳥菊」という屋号で創業し、その後福島へ移って130年以上の歴史を紡いでいる。
この商店街、町並みという意味では名残は今ひとつな感じだけど、古い建物はこんな感じでところどころ残っている。
木曽を代表する地酒「七笑」の醸造元、七笑酒造さん。
筆者は木曽に行ったときはだいたいこの酒を買って帰る。
その先で旧中山道は直角に折れ、今度は急坂を上る。
坂の途中には復元された高札場。
ぜぇぜぇ言いながら上り切ると絶景の休憩小屋があった。
やーこれはよい眺めだ。
上の段
その先で景色が一変。いやこれはビックリ。
ここが通称「上の段」と呼ばれる、古い町並みがそのまま残る福島宿の中心である。
木曽福島は木曽川に面して細長く続く河岸段丘のまちであり、川から急にせり上がるような地形をしている。
この「上の段」の町並みは、その地形を活かした防塞の役割を果たしており、急な坂道やわざと直角に折り曲げた道などはその典型的な名残である。
というのがこの案内板に書かれているので是非現地でご一読ください(笑)
千本格子になまこ壁の土蔵、そして水場など江戸情緒満載で、古民家カフェやレストランまである上の段。これで泊まれるところがあればパーフェクトだったのにそこだけ惜しい。
「寺門前小路」なる名の脇道の風情がたまらない。
江戸時代中期に造られた井戸が現存している。
かつては街道を往来する旅人の喉の渇きを潤し、昭和の中頃までは町民の飲料水としても利用されていたそうだ。
“火乃要鎮”と書かれた木箱に入った消火栓。
「護美箱」なんかもそうだけどうまい当て字だなぁ。
その先でさらに直角に折れる。
守備力高すぎでしょw
その先は木曽福島駅へと続く県道。
ここも商店街ですね。
三階建てが向かい合う圧巻の光景。
旧中山道は駅の手前で鋭角なY字路を左へ進む。
その分岐のところで見かけた元ホテルの建物がこれ。
で、この素晴らしい建物なんだけど、今しがたストリートビュー見たら解体されちゃってました🫠
もう十分歩いたのでそろそろ帰ろう。
帰りは川沿いの県道から戻った。
で、このときは知らなかったので見て来なかったのだけど、木曽福島は「崖家(がけや)づくり」と呼ばれる建築が有名で、川沿いの僅かな土地を利用して崖に沿って家々が密集して建ち並ぶ光景を見ることができる。
ちょうどこの商店街の裏側がまさに崖家づくりで、木曽川親水公園から見れるので是非に。
手元のパンフレットによると「ジブリ映画に出てきそうな眺め」なんて書かれてる。
あ~あ。
今度木曽方面に行くときがあれば写真撮りに行こっと。
[訪問日:2022年6月24日]





























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