かつて鳥羽にあった遊郭跡は、今ではもう完全に色街としての役目を終えていた。
すでに尋常じゃない寂れ方をしており、でかい空き地がひときわ目立っていた。
往時は、東西に伸びる二本の道に面した形で妓楼が立っていたのだろう。
並行する路地は、ここから見ると空き地の向こう側にある。
そのすぐそばに、昔貸座敷やってました風な木造建築が建っていた。
白子屋
この奇抜な色のスナックは、かつて「白子屋」という屋号だった遊郭の建物。
けばけばしい色をしているが、元は木造3階建の和風建築である。
周りには、やっぱりどう見てもスナックやパブが多い。
こちらはまだ現役の模様。
西へ歩いて行くと、どんつきに「常安寺」なるお寺があった。
遊郭との関連は不明だが、何かしらの関係はあったのではないかと思う。
もう一本の路地
北側の路地のほうが車通りになっていてやや広い。
たばこ屋跡。
まだあるのスナック。
こちらは「竹菱」の屋号が残っていた。
明らかに供給過多と思われるが、地元のご老人たちに支えられながらほそぼそと営業しているのだろう。
乱歩館の裏側。
見どころらしい見どころはほとんどなかった鳥羽遊郭跡。
初めて鳥羽に来たのはいいけど、“普通の人”にはあまり「行ったことある」とは言わないようにしておこう。
どこ行ったのか聞かれたら色々とめんどくさいことになりそうだ。
[訪問日:2017年7月15日]
コメント
その節は大変お世話になりました。
次は牡蠣を食べに行きませう。
こちらこそお世話になりました。
牡蠣、楽しみにしてます♪