TANGAあります。まだあります。北九州市民の台所『旦過市場』をしっぽりと往く

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北九州・小倉に国内最強レベルの昭和レトロアーケードが君臨しているという情報を掴んだのはいつ頃だっただろう。

やがて耳にした“再開発決定”の噂に平常心を保つことが難しくなり、昨夏、当初の予定より一年も遅れてやっと現地へ足を運ぶことができた。

まだ残っていることを願いながら・・

その商店街の名は「旦過(たんが)市場」。

たんが・・

タンガ・・

TANGA・・

TANGAあります。

よかった!!まだあった!!!!

間に合った・・

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TANGA市場

小倉駅から南へ約1km。念願の旦過市場は大都市・小倉のど真ん中、神嶽川という川のほとりにあった。

橋を渡った先で不気味に口を開ける旦過市場。どう見ても勇者を迎え撃つダンジョンの入口にしか見えない。

視線を川面へ移すと、まるで違法建築然とした水上バラックの影がゆらゆら揺れながらまっすぐ伸びていた。
噂には聞いていたが・・あまりに衝撃的すぎる光景に膝から崩折れそうになった。

常軌を逸した外観。商店街というものの一般概念がまったく通用していない。

はやる気持ちを抑え、順を追ってまずは歴史から説明しよう。

大正時代からすでに市場的な機能を持っていたTANGA市場は、戦後、昭和30年代に闇市的な場所が今の建物に建て変わり、現在にいたるということだ。

ということは今のアーケードはざっと60年ぐらい経っているということになる。

ダンジョンマップを眺めてみると、一本しっかりしたメインストリートを軸に、細い小路がまるで血管のように幾筋も伸びている。

迷い込んだら二度と出て来られない予感しかしない。攻略法も一緒に書いといてほしい。

TANGAを歩く

それでは、意を決して突撃一番・・じゃなかった、突き抜けるような快楽を求めダンジョンの最奥部へ侵攻を開始しよう。

中へ入ると凄まじい光景が怒涛のようにコマ送りされていく。
昭和30年っぽいではない。ガチで昭和30年なのだ。

北九州市民の台所と呼ばれ、今なお120近い店舗がひしめき合い、活気あふれるTANGA市場。(その実空きテナントもちょこちょこある)
駅近という地の利もあるだろうが、商店街自体がオワコン化した現代においてはこれ自体がすでに奇跡と言っていい。

賑わいの根源は一体何なのだろうか。
はるばる九州まで来たのだから何か掴んで帰りたいものだ。

外観どころか中も老朽化でかなりキている。日当たりはおろか風通しも期待できなそうな悪く言えば劣悪な環境である。

しかしながらその環境によって支えられている、全国からレトロファンが集うというこのノスタルジックな雰囲気。

大學堂は北九州市立大学の学生が運営する

映画のセットと見紛うようなカオス。ありのままの昭和30年代。

そして、時空の歪みに存在するパラレルワールドに迷い込んでしまったのではないかと錯覚するような空気感と世界観。

きっと、それらすべてが絶妙なバランスで化学反応を起こすことで唯一無二の昭和アーケードが出来上がっている・・そんな風に解釈することにした。

猫バスも出てるTANGA市場。すげーな、七国山まで行けちゃうんだ。

(2ページ目へ続く)

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