肥前浜宿、浜中町八本木宿。
通称『酒蔵通り』。
ここから後半。
酒造りの現在地
もう少しお酒の話を。
鹿島市は古くから酒造りが盛んな土地柄なんだけど、そんなこと言われても兵庫や新潟じゃあるまいし全然知らん!って方がほとんどだと思う。
実際、比較的日本酒や焼酎をよく嗜む筆者も恥ずかしながら「うーん…」って感じだった。
ちなみに、現在も酒造りをしている酒蔵は「富久千代酒造」、「光武酒造場」、「峰松酒造場」の3社。
このうち、光武酒造場さんが全国的に超有名な銘柄を世に送り出している。
なんだかわかりますか?
ちなみに、日本酒かと思いきや実は焼酎・・
しかも、九州北部だから麦、まぁそれか米どころなら米だろう、というおおかたの予想を裏切り、まさかのIMO!!
それがこれです。
そう、居酒屋、酒屋、全国的によく目にする「魔界への誘い」。
まさか、佐賀の酒だったなんて・・
いやもうビックリ。
あと、蔵はここではないけど同じく鹿島市内の「馬場酒造場」さんがつくってる『能古見』っちゅー酒を嬉野温泉で呑んだんだけど、これがまためちゃめちゃ旨い酒だった。
昔からの宿場町や在郷町みたいなところって上質な酒を醸す創業数百年の造り酒屋があるところが多い。
もちろん米や水に恵まれた土地ならではの環境要因もあるけど、それ以上に人が多く集まる場所で酒蔵たちがお互い競い合って技術や味を高めてきたという理由が大きい。
それを何百年と続けてきて今でも残っていればそりゃハズレのわけがないんですよ。
なので筆者はこういうところに来たら自分用に日本酒を買って帰ることが多い。
ただ、クルマやバイクで来るのがほとんどなので試飲ができないのが玉に瑕。
酒飲めない同行者がいればいいんだろうけど、それはそれで酒の旨さを分かち合えないのがなんとも。
って、後半酒の話しかしてない気がする・・(´・ω・`)
この建物は「旧魚市場」。
昭和39年まで鹿島市全体の魚を取り扱って大層賑わっていたそうな。
ここでセリが行われていたんでしょうね。
そんなところで町並み散策もクライマックス。
酒蔵通りが尽きるところに立つのが「峰松酒造場」。
酒蔵見学もできるので興味のある方はどうぞ。
“観光酒蔵”と謳ってるのも案外的を得てるなぁと思った絵馬の数々。
たまに面白いのがあるから見てると楽しいんですよね、絵馬って。
ってなところで、肥前浜宿「浜中町八本木宿」、通称“酒蔵通り”の散策を締めたいと思います。
次はもうひとつの伝建地区へ。
[訪問日:2018年8月12日]
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