漂う風格がすごい!磁器生産のふる里・有田の重厚な町並み

磁器のルーツとして知られる有田内山地区。
引き続き町並みを眺めて行きたい。

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トンバイ塀のある裏通り

札の辻と上有田駅の中間あたり、メインストリートの一本北側に「トンバイ塀」のある裏通りがある。

「トンバイ」とは登り窯をつくるために使った耐火レンガのことで、その廃材や陶片なんかをごちゃっと塗り固めてつくられた塀のこと。

ここは有田内山の散策では外せないところなので絶対に見るべし。

陶器と磁器の違い

ところで、前頁から有田は「磁器のまち」と書いているが、たぶんあまり耳慣れない人が多いと思う。

“陶器”や“陶磁器”はよく聞くけど、じゃあ陶器と磁器は何が違うのか。

ざっくり言うと、陶器は「土」が原料、磁器は「石」が原料。
それぞれ陶土、陶石と言う。

ちょっと絵がないので想像で補完していただければ。

茶道で使う茶碗が「陶器」。触れるとカチャカチャ音が鳴る硬質のコーヒーカップやソーサーが「磁器」。

これで伝わるかな・・

実は洋館もある

ようやく札の辻まで戻ってきたところで辻を折れると、ビックリ仰天なんと洋館があった。

その名も「有田異人館」。

磁器を買い付けに来た外国商人の宿泊や接待に使われた由緒正しき建物。
ちなみに建築は明治9年。

そして異人館の対面に建つのが「深川製磁本店」。

何コレめっちゃカッコいい( ゚д゚)ポカーン

スクラッチタイルの外壁に、富士山のステンドグラス。

これぞ魂の和洋折衷・・

中に入ってみたかったけど、建物が放つオーラに圧倒されて入れずw

別に磁器を買う予定もなかったし、なんか冷やかしで入っちゃいけない雰囲気に負けちゃいまして・・

奥の建物もまた素晴らしかった。

有田焼と伊万里焼

ところで、佐賀と言えばめっぽう焼き物のイメージが強い県で、観光スポットの上位に来るのがここ有田と伊万里。(あとは唐津城や吉野ヶ里遺跡)

もちろん伊万里でも焼き物が盛んで窯元がいっぱいあるんだけど、実は「伊万里焼」と言うのは元々は有田で作られたものだったという驚きの事実。

厳密には、有田を含む肥前国でつくられた磁器の総称で、これは磁器の積出港が「伊万里」だったから名前が「伊万里焼」になったと。

え、何ソレ?って感じだけどそれが事実のようで。

人の顔にしか見えない。。

現在はそれぞれ「有田焼」「伊万里焼」と言う呼び方で問題ないようだけど、“旧”伊万里焼の中でも江戸時代につくられた特別価値の高いものを『古伊万里』と呼ぶそうで。

古伊万里。聞いたことあるでしょう。

 

間違って割ったら「我が人生がいっぺんに台無し」になるヤツです。

 

そうそう、たぶんこんな感じのやつ。

これ割ったら2ヶ月ぐらいこの家で皿洗いだろうな・・(´・ω・`)

そんなわけでそろそろ有田内山散策を締めようかと。

ここ有田では、毎年GWに全国から約100万人が訪れる「有田陶器市」と言う一大イベントがある。(これ、2011年に行こうとしたんだけど行けなかった)

ので、町並みを見てみたい方は人混みと渋滞覚悟でその時期に合わせて足を運ぶのがよいと思う。

(逆に言うと佐賀はあまり見るところがないのでそういうときじゃないとなかなか足が向かないw)

とは言え、個人的にはここ単体で訪れる価値のあるぐらい有田内山の町並みは素晴らしかった。

磁器発祥の地として、極めて価値の高い歴史を持つ有田は絶対に見るべきまちだと思う。

[訪問日:2018年8月13日]