春は桜、秋は紅葉に染まる「筑前の小京都」、秋月。
古い商家が残るエリアも歩いてきた。
国道沿いが、かつて町人地だったあたりで古い商家など趣のある建物が結構残っている。
武家町の名残しかないと思ってたのでこれは嬉しいほうでの誤算だった。
歩き出すと、白漆喰の土蔵が現れて町並みの雰囲気が商家町のそれになってきた。
バス停のそばにある交差点が「札の辻」。
このあたりから西側一帯が町人地だったエリアで、町並みが少しずつ変化していく。
中町~魚町
町人地は東から西へ向かって中町、魚町と言う名前だったようだ。
まずは中町のあたりから。
武家地のほうは「田園地帯もいいとこだな、何もないじゃないかここ・・」って思ってたぐらい田舎だったので結構なギャップに驚く。
古そうな町家が並ぶ。
一応これ国道なんだけど、どう見ても県道か市道レベル。
寛政11(1799)年に建てられた石田家住宅。
県指定の有形文化財。
こう見えて駄菓子屋さん。
創業文政2(1819)年、本葛を製造する「廣久葛本舗」。
創業200年だけあって、看板から漂う老舗感がすごい。
このあたりで、切妻屋根&妻入り&格子がここの標準スタイルなのかな、と思えてきた。
うん、やっぱりそんな感じだ。
長崎から石工を呼び寄せ、1810年に完成した眼鏡橋。
国道が北側に迂回しているのは橋を保護するために後で付け替えられたからで、元々はこっちを通っていたそうだ。
そんなところで秋月散策終了。
見どころが大きくふたつあって、歩きがいのあるまちだった。
のんびりと時間が流れる、自然が美しい城下町「秋月」。
季節ごとに表情を大きく変える町並みに会いに行ってみませんか?
[訪問日:2018年12月30日]
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