小さくても世界遺産。五箇山・菅沼合掌造り集落を歩こう

富山県
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世界遺産の五箇山・菅沼集落。
小さな集落なのに写真だけはアホみたいに撮ってきたのでもうちょっと続きます(笑)

キバナコスモスと合掌造り。

秋ですなぁ…

菅沼集落にはカフェを含めて食事できるところが4軒ある。

建物の数を考えたら普通に多いと思うけど、これぐらいないと団体で来る観光客に対応できないんだろうね。

東の端っこに世界遺産の碑があった。すごい存在感だ…。
この後ろにも駐車場があるけど、ここは住民専用なのでお間違えないのないよう。

観光客用のは国道沿いになります。

菅沼集落遠景。
冬になるとここが一面の雪原になるのか。

冬に泊まってみたいなぁ…。

と言っても、実は菅沼集落には宿が一軒もなかったりするんだけど、相倉には8軒ある。
なので五箇山で合掌造りに泊まりたければ相倉一択になる。

あと、世界遺産の集落ではないけれど菅沼と相倉の中間ぐらいにも合掌造りの民宿がある。

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観光地として…

そんな話をしてなんとなく違和感を覚えるのは・・
かつては厳しい自然を相手に、仕事と生活を両立させるための空間として設計された合掌造りと、そこで守られたきた暮らしと伝統があった。

今では国内外に知られる一大観光地として、いわゆる第3次産業に従事する住民ばかりとなっている現実。

観光公害に悩まされている白川郷もそうだが、本当の意味での“日本の原風景”とは呼べないのではないか・・

観光でここへやって来る人のほとんどは五箇山が歩んできた歴史や普遍的な価値が何なのかということは露ほども知らないだろうし関心もないと思う。

産業構造が変化して久しいので今さら養蚕や塩硝づくりで生計を立てられる世の中ではないが、なぜここが世界遺産に選ばれたのか。一体何がすごいのか。

そういうことに興味を持つ人が一人でも増えてくれればいいなぁ、なんてことを思ったりする。

まぁ、何はともあれ行ってみないことには何も感じることができないので、興味を持った方は是非とも現地に足を運んでみてください。

白川郷同様、冬にはライトアップが行われるので狙い目はそこかな、とも思うけどありえないぐらい混雑するのと車がないとしんどいので、素直に相倉のほうがいいかもしれない。

ちなみに、Googleで「五箇山 菅沼」って入力すると

 

五箇山 菅沼 相倉 どっち

 

ってサジェストされるので、とりあえず近そうだし片方でいいや、で、どっちがオススメなん?

って思ってる人が結構多いんじゃないかと思う(笑)

ただ、白川郷は高山からバスが出てるけど、五箇山は富山なので高岡か城端からバスになる。

車だと近いのに、公共交通機関だとエラい回り込まないといけないのね。。

茅場造成地

7年越しの訪問が叶った五箇山・菅沼集落。

もしあのときどっちも行っていたら、今日この記事で書いてきた気づきを得ることはなかったような気がする。

結果的によかったのかもしれない。

[訪問日:2019年9月14日]


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