通称「石の島」。笠岡諸島最大の島『北木島』へ行ってきた

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方角的には島の南東に位置する大浦地区は、僅差ではあるが北木島で最も大きな集落のようだった。
旧暦の3月3日には伝統行事「流し雛」が、ここ大浦の海岸で行われる。

この流し雛、和歌山の加太にある「淡嶋神社」にまつわる行事なんだよね、ってことを加太の記事でちょろっと触れてたので貼っておこう。

何気にいいとこ。和歌山・加太のまちを歩く
加太(かだ)というまちがある。 和歌山市の最果て、さらに和歌山県でもほとんど最果てにあたる、紀淡海峡に面した港町である。 和歌山市から延びる「南海加太線」の終点なので名前を知っている方も多いと思う。 ...

表に書いてあった「旅館はるみ」は奥にあった。
と言ってもとうに現役ではなくなっていたようだけど。

その先にも廃旅館が一軒。
石材が好調だった頃は需要があったんでしょうなぁ。

そして廃商店まで。
商品がそのまま残されていたのが妙に生々しかった。

大浦の集落で最も衝撃を受けた建物がこれ。
なんか急に沖縄的になって「え?」ってなったw

って言うか渡り廊下がカッコよすぎるんだが・・

 

今度は港の周辺を歩いてみることに。
もう一軒元旅館に出会った。多いなぁ。

ここまで金風呂、豊浦と集落を歩いて来たが町並み的には大浦が最も見ごたえがあると感じた。

郵便局と商店に挟まれた路地に、可愛いアーケードが取り付けられたいた。
なかなかどうして琴線に触れる風景じゃないか…。

商店の雰囲気も堪らんなぁ。

離島に行くと必ず目にする手押し車。
一家に一台、自動車の代わりみたいなものなんだろう。

一般的には「猫車」だけど、興味深いことに島によって呼び方が違うらしい。

原付きにかごが付くのも離島あるある。

レンガ造りの神社。これはなかなか斬新だ。

集落の奥深くへ入り込むと、待ち受けていたのは期待通りの漁村風景だった。
狭い路地に木造住宅が密集する、これぞまさに求めていた風景。

空き家になった建物もちらほら。

離島の路地歩きは本当に楽しい。
この魅力を伝えてもっと島旅人口を増やしたいと思ってるんだけど、いかんせん瀬戸内や九州がメインになるから東日本の人にはあまり刺さらないのかな、とも思う。

東京は伊豆諸島あるから地味に有人離島多いんだけど、神奈川なんて城ヶ島と江の島だけだからね。。
どっちも橋で繋がってるから離島って言われてもピンとこないよな絶対。

さて、実はこの日筆者は北木島に宿を取っていた。
いや、実のところ観光ではなくこっちが目的だった。

それが大浦集落に威風堂々と佇む木造三階建て、「天野屋旅館」さんである。
次回、乞うご期待。

[訪問日:2020年10月31日]


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