秋田と言われ何を連想するだろうか。
「きりたんぽ」「なまはげ」「秋田美人」「比内地鶏」まぁこのあたりが定番であろう。
また、酒が美味しい米どころとしても有名である。
そんな秋田にやってきたのは実に8年ぶり、人生で二度目のことであった。
秋田屈指の盛り場「川反」へ
酒田から国道7号線をひた走り、秋田市内に到着したのは午後2時半。
県下随一の盛り場である「川反(かわばた)」の町並みを歩くのが今回のミッションである。
日銀秋田支店前のコインパーキングに車を停め、颯爽と街へくり出した。
川反通りは南北に長い。南端から戻りがてら見て行こうと、旭川沿いを南へ移動。
川沿いに立ち並ぶ飲食店というのもなかなか風流でよい。
この日は車だったが、仮に秋田駅から徒歩で向かうと15分ほどかかる。
ただならぬ風格が感じられるこちらの建物は、おそらく元料亭。
そう、先にネタバレすると川反にはかつて花街があったのだ。
ちなみに「川反」という地名は今では消滅していて、現在では「秋田市大町」である。
この街の歴史は明治時代まで遡る。
明治19年(1886年)、元々別の場所にあった、江戸時代から続く遊里が大火で焼失した際に芸娼分離が行われ、花街のほうが現在の場所に移転してきたという。
遊郭の移転先のほうは、今日日、名残はてんで残ってないというので今回は華麗にスルーした。
これが地名の由来にもなっている旭川。
藩政時代は普通に「川端」だったのが、川の東側にあった武家町から見て川の反対側だったため「川反」になったとか。安直だなぁ。
川沿いには柳の木も植えられてたりするんですが、いかんせん川向こうが酷い有様でまったくもって風流じゃございません。
なんでしょうこの苔むしたビルは。
南大通りと横町通りが出会う、五丁目橋。
この橋を渡った先が、県内随一の歓楽街となっている。いざ、参らん。
橋を渡るとそこは・・無料案内所( ゚д゚)ポカーン
そう、実はここを左へ曲がると県内唯一の特殊なお風呂屋さん街がある。
地方都市らしく、でかい駐車場が隣接していたのが印象的だった。
そのまま直進すると、「横町ビル飲食店街」なるなかなか興味深い横丁が通りに向けて口を開けている。
どれ、ちょっと入ってみるか。
中はスナック、右側はヘルスかな。東北の盛り場は、いわゆるソシアルビルも含めこういう屋内型の店舗が多い。まぁ雪がガッツリ降る土地柄、屋外じゃ色々大変ですよね。
続いて通りを少し戻る。「メゾン・ド・むらやま」だと?
犬童監督の某映画からパクったとしか思えない名前のソシアルビル。
黄、青という補色同士を配した内部は、対比効果のせいかずいぶん鮮やかに見える。
しかしまぁ、すごい配色だこと。
あまりじっくり見るようなところでもないので、ではそろそろ橋を右に折れた川反通りを見て行きましょうか。
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コメント
何気にホ-ロ-看板もあれだけそろえると
良い金額になります。
そうなんですか・・と思い調べてみると、、うわぁ結構いいお値段しますね。こんな高いとは・・全然知らなかったです。
古びた飲み屋の袋小路、冬になると入り口の周りは雪の山になります。
看板の光が雪に照らされて表通りの喧騒も静かな感じです。
ぜひ冬に見に来てくださいな!!
雪景色の飲み屋横丁というのもさぞかし味があっていいものでしょうね。それでもって暖かい店内で熱燗でもあおれば最高だと思います。
いつか機会があれば冬に訪れてみます!