楽しいがいっぱい。レトログッズの宝庫「思い出の記録博物館」

兵庫県
この記事は約3分で読めます。

鉱山町として栄えた生野の口銀谷から銀山方面へ向かうと、奥銀谷と言う集落を通る。
生野銀山のほんの少し手前、油断してると見落としそうな普通の古民家に、目ざとい人は気がつくだろうと思う。

よく見るとちょっと普通ではないことに。

 

こちらは、2015年にオープンした『思い出の記録博物館』という私設博物館。
目当ての生野銀山が休業中で途方に暮れていたその日、せめてこっちは開いていてくれ・・と祈りながら奥銀谷へクルマを走らせたことを最近のことのようによく憶えている。

激しい雨が降りしきる日だった。

そして、すがるような思いで扉を叩いた。

 

博物館と言うか、ちょっと友達のうちにでも遊びに来たかのような古民家の玄関をくぐったところで、ようやく営業中であることがわかった。

館長さんに入館料を手渡し、早速上がらせてもらうことにした。
客はもちろん筆者のみだった。

スポンサーリンク

思い出の記録がたくさん

注意事項として、展示物の写真撮影は「可」だが、接写はご遠慮ください、のようなことを仰っていた記憶がある。
部屋の全景ばかりなのはそのためだとご理解頂ければ。

本当に普通の民家を博物館にしちゃいました!と言う趣きで、それぞれの部屋にジャンルごとの展示物が溢れかえっている。

各部屋のテーマは

「アニメの部屋」「特撮の部屋」「映画やテレビ お芝居関係の部屋」「漫画の部屋」「ちょっとなつかしい気分になれる部屋」

と言った感じ。

展示品はすべて館長さんが好きで集めた珠玉のアイテムたち。
すべて手に取って触れることができるのが特徴。

漫画も色々あって、すべて読み放題なのでその気になれば普通にここで一日つぶすのも可能だと思う。

宙吊りのピンクパンサーに若干の哀愁を感じる今日この頃w

筆者はバリバリ昭和を生きた世代ではないので、この手のアイテムへの共感力はそこまで高くはないと自分では思っている。

どちらかと言うと、どういう人がどういう思いで始めたかのほうに興味があるので、大体においてそういうお話をさせてもらうことにしている。

ここが「特撮の部屋」だったと思う。ここの目玉

館長の後藤さんは西宮出身で、長く東京で働いていたのだそう。
仕事を退職し、博物館を地元兵庫で開くために各地で空き家を探していたところ、生野でこの古民家と出会ったのだとか。

地方移住でありながら帰郷に近く、でも西宮越えちゃってるから厳密にはJターンでもないし、県のくくりで見たらUターンでいいんじゃない?と言った感じのセカンドライフ。

それでも朝来や生野には縁もゆかりもなかったわけだし、しかもご家族はそのまま東京で生活していると言うのでほぼ田舎への単身移住と言う決断によってこの博物館はスタートしたのだと。

(なんかもう生き方がロックだな、と)

ついでに自分のことも少し話し、同じように以前東京にいたことや、将来的に田舎暮らししたくて色々準備してることなんかを伝えたら、ありがたいことにかなりリアルなアドバイスを頂くことができた。

(現在、その実践に向けて少しずつ準備を進めている段階、とだけ言っておきます)

もうひとつ、ここでは書けない耳寄りな情報を教えてもらったので、いつか再訪しなければな~なんて思いながら、自分が忙しくなったりコロナの情勢とかもあって結局まだ実現に至ってない。

今度但馬方面へ行くときは是非寄らせてもらいますね。

思い出の記録博物館

住所:兵庫県朝来市生野町奥銀谷1522-2
営業時間:9:00~17:50(最終入館17時)
休み:不定休
入館料:500円(2回目以降200円)
電話:079-666-8580
駐車スペース有

[訪問日:2021年5月]

コメント

タイトルとURLをコピーしました