藩政時代からの商家町 黒石・中町こみせ通り

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青森県黒石市の中町に、重伝建地区に指定されている「こみせ通り」がある。
指定は2005年と比較的最近だが、江戸時代から残るアーケード状の通りが風情たっぷりの素晴らしい景観を紡ぎ出している。

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こみせ通りへは、弘南線の終点黒石駅から東へ10分ほど歩けば着く。
この通り、重伝建のみならず「日本の道百選」にも選ばれている。お主、ただ者ではないな。

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右手に見えるのが、廃業した銭湯を市が取得、整備して誕生した「松の湯交流館」。休憩所や多目的スペースとして開放されている施設で、このときまだ開業してひと月ぐらいでした。

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「こみせ」は雪国ならではの知恵

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江戸時代、街道筋にあった黒石は人の往来で賑わい、中町は商業の中心地として大いに栄えたという。そのとき、特徴的な「こみせ」を持つ商家が立ち並んだことが今の町並みの原型になったわけである。

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通りで見かけた近代建築風の建物。表札の文字は「岩谷歯科医院」。

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そもそも「こみせ」とは何なのかという話をすると、もっそいやっつけ気味に言えばそれは「ひさし」である。漢字で書くと「小見世」。

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凄まじく間口が広いこの町家は「西谷家」。
歩道に注目すると、柱が等間隔に並び何やら屋根が張り出しているのがわかる。そう、これが「こみせ」。
通路(アーケード)を「こみせ」と呼ぶと書かれた情報源もあったんですがどっちが正しいんですかね?誰か教えてくだせえ。

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こみせ通りで最も風格が漂うのがこの「中村酒造」さん。
巨大な杉玉が威圧感十分。
こんなのが頭上に落ちてきたら間違いなく天に召されると思う。

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こみせの中に入ってみました。
夏の日射しや雨から身を守ってくれる何気にすごいやつ。
いや、それ以上に降雪や吹雪のほうが切実です。だってここは青森。

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このこみせ通りが重伝建に選ばれたのは、こみせが江戸時代からほぼそのままの形で残っていること、それとここまでまとまって残っているのは全国的に例がないから、という理由だそう。
確かに、歩いて思ったのがここの町家たちは保存状態が半端なくいいということ。

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現代のアーケード商店街の原型とも呼べるものがすでに江戸時代にあったという事実はいやはやすごいですな。

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こみせ通り。
なぜか写真撮ってなかったんですが、一番の見所は国の重文に指定されている「高橋家」でなんと築270年。江戸時代中期の建築だそうで。
いくら昔の家が頑丈だと言え・・建築の常識を完全に超越しちゃってます。

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おまけ。
地元消防団の建物も重伝建風味でした。

保存地区は300m程度の短い通りですが、その分密度が濃く保存状態が良いので見応えは十分。
「こみせ」自体珍しいのでたぶん見たことない方も多いと思います。青森へ行く機会があれば是非黒石まで足を伸ばしてみては。

[訪問日:2015年8月12日]

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