「生ける廃墟」四日市・三和商店街とレトロすぎる町並み

この記事は約2分で読めます。

※本記事で紹介している「三和商店街」は2019年に解体されました

四日市コンビナートがある三重県の四日市市は、今では工場夜景でよく知られる町。
1960年代に公害で有名になったことで、行ったことがなくても名前だけは知っているという方は多いと思う。

そんな四日市に何やら、レトロ商店街の真髄とも言えるマニア垂涎の聖域があるという。

今日はそれを紹介したい。

スポンサーリンク

すでに周辺のまちなみが渋すぎる

JRの四日市駅を出て北へ徒歩1分。とても徒歩1分とは思えないこの昭和じみた一角に本日の目的地、「三和商店街」がある。

その前に、周辺の渋すぎる町並みにいたく胸を打たれたので、はやる気持ちを抑えてまずはそちらから見ていただきたいと思う。

※2024年現在、こちらの建物は取り壊されて現存しません

四日市と言えば、三重県で一番栄えているという共通認識を持たれている街であるが、それはあくまで近鉄四日市駅の周辺であって、JRのほうは百貨店どころか駅ビルすらない。

聞こえてくるのは閑古鳥の鳴き声ばかりである。無理もない。三重県は近鉄王国なのだ。

デベロッパーから見捨てられた感すら漂うJRのほうは、近代化のレールから完全に逸れた結果今でも町並みが昭和のそれを忠実に保っている。

このパーラーイトウは、昭和21年開業の純喫茶。

※四日市最古の喫茶店だったそうですが、残念ながら廃業しました

昭和26年創業の四日市温泉。黄土色の外壁が凄まじい渋さを放っている。

なお、関東圏の人にはなじみがないと思われるが、関西圏では銭湯に「○○温泉」の名を冠する文化がある。理由は知らない。

※四日市温泉は廃業しました

駅の周りだけでも記事1個書けるぐらい、総じて建物のレベルが高い。だが、この程度で満足してはいけない。それは主役の名誉を傷つける行為に等しい。

では、そろそろご登場願おう。

どどーん。

三和商店街。真打ち登場である。

(2ページ目へ続く)

コメント

  1. maru より:

    確かに、映画のセットですね。
    どちらにしても、台風などで倒壊しそうですね。

タイトルとURLをコピーしました