丹波篠山に城が築かれたのは、江戸時代初期の1609(慶長14)年。いまだ力のあった大坂の豊臣氏と西日本の大名たちを分断するため、家康の命により交通の要衝だった篠山の地に築城された。
それから400年。篠山城を取り囲むように形成された武家町と商家町は、いずれも良好な状態で現在まで残り、2004年12月に重伝建に選定され今にいたっている。
引き続き河原町商家群
いつも書かないので、たまにはアクセスでも書いておこうと思う。
篠山城下は、福知山線の篠山口駅から約6km。日中は30分間隔でバスが出ているのでそんなにアクセスは悪くない。ただし、大阪から直通でも75分かかるので軽く小旅行になる。
なお、車の場合は舞鶴若狭道の丹南篠山口ICが最寄りで、高速おりてからだいたい10分ぐらいだろうか。
河原町のすぐそばにある王子山公園は桜の名所でもあるので、来るなら春を推したい。
また、篠山は普通に雪が降るところなので、ノーマルタイヤしかない人は11月ぐらいまでにしておくのが吉かと。
寒いところで思い出したけど、小腹が減ったので饅頭だか団子だかを買って、缶コーヒーを買おうと近くの自販機に行ったらあろうことかホットしか売っていなかった。
たまたま目の前に個人商店があったので助かったけど、おばちゃん曰く「寒いところだからね~。ちょうどもうすぐ入れ替えなんだよね」とのこと。
脱線ついでにもうひとつ与太話をすると、先日会社の先輩が篠山にある「いわや」という料理屋を大絶賛していたのでここで紹介しておこうと思う。
山奥にある古民家を改築した料理屋で、名物はもちろんぼたん鍋。完全予約制で、予約に合わせてイノシシを仕留めてくるらしいので新鮮なお肉が食べられるという…。
かなり気になるので、いつか機会があれば行ってみようかと。
猪肉っておいしいの?臭いんでしょ?って思ってる人は意外と多いんだけど、口に入れても全然イノシシってわからないぐらい普通に美味い。
首都圏だと、天城地方がイノシシのメッカなので伊豆まで行けば新鮮なぼたん鍋が堪能できますよ。(丹波篠山、天城は岐阜の郡上と合わせて「日本三大猪産地」と言われる)
商家町を見に来たのに、後半イノシシの話しかしてない気がする…w
まぁ、前半で解説はだいたい終わったのでいいでしょ。
と言いたいところだけど、せっかく伝統的建造物群を見に来てるので建物の意匠を少し紹介してから締めたいと思う。
伝統的建造物の意匠
鬼瓦と鳥衾。
名前がわからないけど、瓦の断面が波状。
袖壁に描かれた鏝絵。
同上。さらに虫籠窓。
帰り際に定番の甘納豆を買ったんだけど、お店のおばちゃんがしきりに勧めるから騙されたと思って買ったのがこちらの「小西のパン」。
と思ったら、自分が知らなかっただけで超絶有名なパンだったというのを帰ってから知った。
そして、食べてみたら美味すぎて衝撃を受けたまさに逸品。黒豆のボリュームがとにかく半端ない。そして黒豆とパンの相性がまた絶妙。
篠山に行った際はぜひぜひ小西のパンを。これ買っただけでも現地まで行った価値があったと思えるパンです。
侮るなかれ。
[訪問日:2017年4月30日]
後日談として、武家町のほうも行ったので加筆・・もう1ページ続くよ。
(3ページ目へ続く)
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