引き続き、松島新地に残る赤線時代の建物を探してお散歩していきます。
屋号がかかってるけど廃業したようにも見える。
丸窓が多いというのがこのあたりでおわかりいただけのではないかと。
そう言えば以前、神崎新地のことを記事にしたときに
建物の感じは、松島新地の料亭に近いだろうか。
と書いた。今改めて見てみると、そのことがよくわかるのではないかと思う。
松島新地のシンボル
かつては異界への入口を示す役目を果たしていたのか、道路の真ん中に街灯が立つシンボリックな光景が松島では見られる。これを見ずにして帰るわけにはいかないと個人的には思うので、必ず立ち寄っていただきたい。
場所はこちら。北の外れに、五つの道が集まる五叉路がある。
街灯はそこに建っている。
ところで、松島はだいたい昼過ぎにオープンする料亭が多いので、午前中であれば近所を散歩するノリで気楽に散策することができる。
ここが飛田と決定的に違うところ。
りとりいと
松島には、珍しい転用のされ方をした遺構がある。
それがこちらのダイニングバー「りとりいと」。
関連ランキング:ダイニングバー | 九条駅(大阪市営)、九条駅(阪神)、ドーム前駅
タイルもそのまま。
丸窓もそのまま。
一度食事に行ったけど、なかなかよかったので九条へ行った際は是非。
どうでもいいけど、店の名前を聞いたとき、スワッピングを題材にした『スワップ・スワップ』というアメリカ映画を思い出した。
そこに出てくるクラブが「プレイトーズ・リトリート」って名前だったような。
興味のある方はどうぞ。
ちょっと脱線しちゃったけど、もう少しだけ。
とある料亭の玄関前で見つけた桜の花びら。
異界とを分かつ南側の路地で、建物の隙間にいかにも怪しげな小路を見つけた。
これはもう入ってみるしかないだろう。
青線的な匂いがぷんぷんする路地に足を踏み入れる。
ここに来て一番テンションが上がったのがこの瞬間だったりw
目の前には、戦後ドサクサ系横丁っぽい胸熱な光景。あれ、ここって立石だっけ?
そんなところで松島散策を締めることにする。
建物目当てで飛田のあとに来るとややガッカリすること請け合いだけど、大阪五新地の中では歩くだけなら最も敷居が低いのが松島だと個人的には思う。
町並み、建物に興味のある方は、午前中を狙って足を運んでみてはいかがだろう。
[訪問日:2017年8月27日]
コメント
それでも、関西方面は良い建物が残っていますね。
鳩の街は完全に終わりを向かえています。
鳩の街…もうダメですか。
気になるので今度東京行く機会があれば寄ってみます。