京都の舞鶴市にあった朝代遊郭。
そこには、かつて“霞月楼”という名の妓楼だった、「霞月旅館」があることを紹介した。
そして実は、この日筆者が泊まったのがこの霞月旅館だったりするのである。
奇遇な話もあるもんですね(奇遇なわけがない)
そもそもこういう旅館ってソロだとまず泊まれないことがほとんどなわけで、まさかGWに一人利用の設定があるとは…
そんなこんなで、一も二もなく宿が決定したという次第。
それではお邪魔します
ロビーはこんな感じ。
外観の時点でかなり手直しされてるけど、中もかなりきれい。
女将さんに部屋に案内されたあと、館内を少し見学させてもらった。
おおぉ
第一印象で内装はほぼフルリフォームかな、というレベルだったけど、あるじゃないですか!往時を思わせる意匠が。
さすがにオリジナルではないだろうけど、くり抜き窓。やっぱりこれがあると違う。
欄間の意匠も素敵。
一階と二階をつなぐ階段は一直線。途中踊り場がある。
採光がとれているので照明なしでも明るい。
こんなしょうもないところを・・
と思うかもしれないけど、こんなに雰囲気がいいのに紹介しないわけにいかんでしょw
うわああぁ
これはすごい((( ;゚Д゚)))
敷石かと思ったら木かこれ!凝ってるなぁ。
そして朱色の廊下が実に艶やか。
普通に和装の花魁が部屋から出てきそうな雰囲気‥
振り向くとこんな感じ。
あれかなぁ、当時の意匠を再現したんじゃなくて、当時の意匠を(ある程度)残しながら修復した、というのが正解なのかも。あくまで推測の域を出ないけど。
それでは部屋へ入ってみましょう
旅先で宿に泊まるときに一番ワクワクするのって、部屋に入るときだったりしませんか?
それが今回のようなケースであればなおさら。
泊まったのはこちらの6畳間。
さすがに金沢屋旅館や新むつ旅館みたいなインパクトはないけど、純和風なお部屋は居心地よくくつろげる空間でした。
悔やまれるのが、夜は別件で用事があったので風呂を部屋で済ませてしまったことと、素泊まりプランにしてしまったこと。
朝食だけはつければよかったかな。
部屋に入ってすぐ上を向くとこんな風になっててちょっと驚いた。
もちろん入ったときは気づかなくて、出るときに気づいたんだけど。
翌朝。窓から中庭を見下ろす。
いつかまた、今度は泊まりで来たいなぁ。
そのときはカニ料理のコースがいいなぁと。
そんなことを思った舞鶴、霞月旅館。
ちなみにこの日、素泊まりで7,020円でした。
ご参考までに。
料理旅館 霞月
京都府舞鶴市字京口42
0773-75-2125
JR西舞鶴下車より徒歩10分
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