思った以上に寂れ方が深刻だった木更津の色街跡とレトロ建築を眺める

南側は大体歩いたので、この辺りで富士見通りの北側へ移動。

港の先には、日本で最も高い歩道橋、中の島大橋が見える。

ホテルの廃墟が登場

最初に出会ったのは大型ホテル（廃墟）。
「第一ホテルみほし館」と書かれている。

しかしこれは酷い。
ちょっと調べてみると、ネット上には廃墟マニアたちによる中の様子をとらえた動画等が出回っていた。よくこんなとこ入れますね。っていうか不法侵入はダメだろう。

その向かいには、重厚な破風を持つ八幡屋旅館さん。

旅館というか料理旅館だそうで。宴会とかでも利用できる模様。
外観でもしや、と思ったけど、前頁で書いた木更津芸者の出先には含まれていませんでした。

その路地を東へ進むと、この銭湯。人参湯と言うらしい。昭和27年(1952年)の建物。
これは前回も写真撮っていたので覚えていた。

ただ、前回と違うのが・・
このアングルからは写真は撮れなかったはず。

そう、そこにあるはずのものがなくなり、駐車場となっていたのである。

それがこの・・木更津東映。（2013年5月撮影）
2009年に閉館、そして前回訪れた数ヶ月後に解体されてしまったようである。
合掌。

で、どうもこのあたりが昔遊郭だった界隈だそうで。って言われてももはや面影はまるでないのでピンと来ないんですが。

そう言われてフィルターがかかるとこういうアールのついた建物が怪しく見えてきたりするんですが、どうなんでしょうね。

創業明治30年。木更津を代表する有名店がこちらの宝家。
木更津と言えばあさり。これは知っている方も多いでしょう。で、あさり料理と言えばこの宝家。

ずいぶん前に来たことがあったんですが、そのときの写真を引っ張り出しました。これがあさり御膳。2008年夏でした。

ちなみに、この宝家は芸者さんを呼ぶことができるようです。

(3ページ目へ続く)