東京からの帰り道、寄りたいところがあったので名古屋で途中下車。
生粋の名古屋人であるテキメモの大津氏と合流して、名駅から目的地までぶらぶらと歩いた。
円頓寺商店街
以前、四間道を散策したときから気になっていた円頓寺(えんどうじ)商店街。っていうか「なんであのとき歩いとかなかったの?バカなの?」って言われそうだけどホントなんでか全然わからない…。
円頓寺商店街は、商店街の途中にある長久山圓頓寺(えんどんじ)の門前町として発展した場所で、「名古屋で最も古い商店街」のひとつと言われているそう。
黄緑の豆タイルを見ると脊髄反射的にシャッターを切ってしまうのはきっと普通の人から見ると病気なんだろうな。自覚があるだけまだマシだと思うけど(笑)
名古屋最古の商店街って言っても一体いつなのよ?という話になるんだけど、そもそもの歴史を辿ると、信長が名古屋に移ったときに連れてきた商人のまちがその起源らしい。つまるところ江戸時代の話。
以前は市電が走っていて文字通り名古屋の中心的な場所だった円頓寺も、市電廃止にともなって徐々に賑わいが薄れていき、古い商店街として残ったんだとか。
四間道もそうだけど、那古野地区は名古屋大空襲でも奇跡的に焼け残ったエリアだったため、この商店街も無事だった。名古屋でもかなり貴重な場所であることは間違いないと思う。
名駅から歩いてくると、今まで見てきた「円頓寺本町」がまずあって、名古屋高速の下で一旦アーケードが切れる。
そのあと始まるのが「円頓寺商店街」。なので全部歩くと結構な距離がある。
本町もこっちも、採光バッチリの「明るいアーケード」仕様。住民にとってはこっちのほうがいいと思うけど、個人的には昼間でも薄暗い昭和なアーケードのほうが好き。
すでにお亡くなりになった店舗もリノベされた店舗も、総じて個人商店ばかりで昔ながらの商店街の雰囲気は保たれているように思う。
ただ、店が結構少なくて物足りなさを感じたのもまた事実。
これが長久山圓頓寺。創建は1654年。日蓮宗の寺院だそうな。
なるほど。こっちのほうがあとなのか。商店街が先にできて、その後お寺ができて門前町として発展、っていう流れだったんですね。
ざっと見てきたけど商店街はここまで。そんなにじっくり見るようなものはなくて、意外とつるっと歩ける円頓寺商店街。
さて、それではそろそろ本題へ。
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