名古屋市西区 四間道の町並み[1]

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日本三名城に数えられ、金のしゃちほこで有名な名古屋城。かの徳川家康が築城した、言わずと知れた名城である。
その名古屋城の西側、堀川沿いに「四間道(しけみち)」と呼ばれるレトロな町並みが広がっている。

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名の由来は道幅

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最寄り駅は桜通線の国際センターだが、正直名古屋駅から全然歩ける。距離にして約1km、10分の道のりである。

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慶長15年(1610年)、名古屋城の築城とともに形成された商人の町で、1700年に発生した大火を契機に防火目的で道幅を四間(約7m)に拡張したことがその名の由来となる。
間違っても「しけた道」などとつまらぬことは言うべきではない。

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石垣の上に土蔵と町屋が並ぶ光景がここのデフォルトだが、近年ではその抜群のアクセス性のためかオサレなカフェや飲食店の出店が相次いでいる。

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というわけで散策スタート。いきなり渋い物件が目の前に現れて徐々にテンションが上がっていく。

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全部が全部古いわけではなく、新しい家もまばらに建っている。
余談だが、四間道の住所は西区那古野(なごの)。昔は「那古野城」と書いてなごやじょうと呼んでいたそうで、名古屋の語源となったらしい。

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こんな感じの味のある家屋が残る一方。

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新しいお店もところどころ見られる。
町並みに若干違和感を覚えなくもないが、シックな配色で景観とマッチさせようとする配慮が見て取れる。

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北へ歩みを進めると、「円頓寺銀座街」なる小さな飲み屋街が姿を現す。こういうのを見るとついふらふらと足が向いてしまう。

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小料理屋が軒を連ねるが、街並みが飛田新地さながらである。
リトル飛田と命名されてもおかしくないレベル。

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実は青線の類か何かではないかと勘繰ってはみたものの、軽く調査した限りでは有益な情報を得るに至らなかった。

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手前のタイル壁とかどっからどう見てもそうだと思うんだが。。結局真偽は謎のまま。

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ちなみにこの日は、ちょっとでも油断すると熱射病で天に召されるんじゃないかと思えるほどクソ暑い・・もとい、でら暑い日だった。
きっと蒼井優ではなくビールを撮っていたんだと思う。無意識のうちに。

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そして散策はまだまだ続く。
まっすぐ北に向かい、四間道の終わり、円頓寺商店街まで来てしまったので別の路地で戻ることにする。
こんな細い路地を進む。

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この、黒塗りの町屋が四間道の顔とも言うべき存在。随所に見られるが、これだけでも一見に値する。

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昔ながらの街灯がこれほどまでに景観に溶け込んでいる光景もなかなかないと思う。
写真だけぱっと見せられた人が、ここが名駅から徒歩10分で来れるところだとはゆめゆめ思いもしないだろう。

次回は、もうひとつの四間道らしさを紹介したい。

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