島原城を華麗にスルーし、北西方面へてくてくと5分ほど歩いた。
向かった先は、島原観光で絶対外せない鉄板スポット、『武家屋敷』である。
せせらぎを聞きながら…タイムスリップ
かつて、城の護衛を担った鉄砲組の居住地だったことから「鉄砲町」と呼ばれていた通称『武家屋敷』。
今でも江戸時代の面影を猛烈にとどめまくっている、奇跡の400m。
3軒の武家屋敷が無料開放され(これまた気前がよい)、当時の武家生活の様子を偲ぶことができる。
金沢、松阪、知覧とか武家屋敷も色々見てきたけど、ここ以上に雰囲気がリアルなのはたぶん・・いや、絶対なかったと思う。
結局、水路の存在がでかいんだろうけど、、本気でそれぐらいの衝撃を受けた。
あとこれはどうでもいい後日談なんだけど、この1年後ぐらいに中洲で飲んだときに、店員のお姉さんが島原出身でこの武家屋敷とかんざらしの話で盛り上がったってことがあった。
地元を離れた女性って、意外なところで郷土の話が出るとホント楽しそうにしゃべるんですよね。
なんで、奥手な男性諸氏は是非とも旅に出て、そして見聞を広げてほしい。これホント朗報だと思って。
旅はいいぞ、旅は。
公開武家屋敷のひとつ、山本邸。
こんなところで一日何も考えずにぼ~っと過ごしてみたい。
なんて、忙しい現代人のないものねだり。
いやはや、すごいところだった。
ここは島原に行ったら是非とも足を運んでほしい。
鯉の泳ぐまち
もうひとつの有名物件が島原城の南にある「鯉の泳ぐまち」。
冒頭書いた通り、島原は湧水のまちとして有名。市内約60ヶ所から、1日22万トンとも言われる量の水がこんこんと湧き出ている。
で、その水を観光に活かそうと始まったのが鯉の放流。
餌やりも出来るのでファミリーにはオススメできそう。
この一帯、水だけじゃなくて路地や町並みもなかなか風情があっていい。
かんざらしの店も多い。
元々この辺で食べる予定だったんだけどね・・なんかつい予定が狂ってしまったw
無料休憩所として開放されている「しまばら湧水館」。
かんざらしの手づくり体験教室なんかもやってるので要Check it out!
最後が湧水庭園「四明荘」。
1日1000トンもの水が湧き出る明治後期の住宅庭園。
縁側に座って優雅に泳ぐ池の鯉を眺める・・なんかちょっとセレブ感を味わえそう。
入場料は310円だそうな。
よし、島原城下町めぐり終わり。よー歩いたわい。
そう言えば、熊本からフェリーで来たんだった。
レンタカーも置きっぱなしだし、帰らなきゃ・・
朝から来て、まる1日島原半島を満喫し、また同じ船に乗って戻った。
有明海に沈む夕日と雲仙岳のシルエットは、この旅で見た景色の中で文句なしで一番キレイだった。
さらば島原。
また会う日まで。
[訪問日:2018年1月6日]
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