Let’s 登楼!豊橋『東田園』の元旅館、新宝光さん見学会

この記事は約3分で読めます。

– 人との繋がりは財産だ –

 

自分が年を重ねたせいか、最近“人脈を大事にする”ことの本当の意味がわかってきたような気がする。
それをことさら強く感じたのが、今年2月に開催された豊橋の遊郭『東田園』の元転業旅館、「新宝光」さんの内部見学会だ。

 

スポンサーリンク

プロローグ

当日は集合が名古屋だったため、前日に現地入りした。
名古屋だしなんとかなるだろうと軽い気持ちで車中泊したら、肌を刺すような寒さに襲われまったくもって睡眠どころではなかった。

AM3時、生命の危機を感じながら虚ろな目で窓の外を見上げると、空には死兆星が輝いていた。

 

あ、これもうダメなやつだ・・

 

朝起きたら一向に震えが止まらず、膝から下がカクカクと乾いた異音を奏でている。
ここで辞退したら何しに名古屋まで来たのかまったくわからない。

萎みきった心根を奮い立たせ、待ち合わせ場所へとクルマを走らせた。

 

スポンサーリンク

SNSの繋がりから実現

新宝光さん

経緯ははしょるが、年明けの犬山でできたご縁が今回の話を連れてきてくれた。呼んでいただけたことがただただ幸運。感謝感激である。

さて、新宝光さんと言えば豊橋の東田園(東田遊郭)にある元遊郭、近年まで旅館を営まれていたが今は辞められている建物である。

※なのでいきなり行っても当然ですが見学なんてできません。

 

スポンサーリンク

お邪魔します。まずは1階から…

出迎えてくれたおばあちゃんとお母さんに挨拶をし、一行は無事に登楼を果たした。

三和土にはタイルがびっしりと敷き詰められており、上がり框の下にも黄緑色のが。一同大興奮。我を忘れて写真を撮りまくる。

なんと・・柱にもタイルが( ̄△ ̄) !!

目の前の光景がただただ圧巻すぎて現実感がまったく追いつかない。

ココハドコナンダッケ・・

ここは楽園でしょうか?いいえ、東田園です。

職人技を駆使してつくられた、木の装飾がとにかくすごい。

安定の瓢箪も。

菩薩のような笑顔ですなぁ。すごく縁起がよさそう。

窓にはツバメの装飾。

今は使われてないお風呂場。
船の形をした浴槽の中にもタイルがびっしり。

天井にはグラデーションがかかったピンクトーンのタイル。

1階のトイレ。のところの壁がすごい。
壁に小石が・・よく見ると同系色で並べてる上に、赤と青の境目は黒でまとめるという凝りよう。

洗面台の艶っぽさたるや・・
現役の頃に、一度でいいから泊まってみたかった。

初めてここに来たとき(2014年8月)、あの頃すでに旅館辞められてたんじゃなかったかな。
どっち道自分には縁がなかったみたい。

さて、お待ちかね。
それでは二階へ上がってみましょう。

(2ページ目へ続く)

コメント

タイトルとURLをコピーしました