昭和初期の純日本建築!室戸市吉良川の和の宿「角屋」に泊まった話

高知県
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四国旅二日目は室戸で宿を取った。

 

とは言え、せっかく四国の最果てまで行って今風のペンションや新しい旅館に泊まるのは味気ない。
室戸には「吉良川」と言う重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)になっている古い町並みがあり、調べてみたら1棟貸しの古民家があった。

これは・・泊まるしかない。
連休中にも関わらず予約が取れたのでラッキーだった。

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和の宿「角屋」

こちらがお世話になった角屋(かどや)さん。

「田舎生活体験施設」をコンセプトとした、昭和初期の純和風建築。(建てられたのは昭和2年頃だそうな)
主屋と離れをそれぞれ1棟貸ししている民宿で、特に選ぶとかなかったけど泊まったのは主屋のほう。

ちなみに楽天トラベルから予約できました。

オーナー夫妻はここの目の前がご自宅で、チェックインの際はそちらで声をかけることになる。

ご夫婦とも70代ぐらいだっただろうか。お二人ともとても人柄が良くて、こんな得体のしれないソロツーリストでも温かく接してくれたのがすごく嬉しかった。

ここが寝室に使った部屋で、これにLDKとさらにもう三部屋ぐらいあっただろうか。
とにかく一人で使うにはもったいないぐらい広かった。

重伝建になっている吉良川は町並みや建物に色々と制約がつくわけなんだけど、このエアコンを神棚の下に隠した匠の収納術は、視察に来た文化庁の人も感心していたんだとか。

主屋は総檜造り。なるほど、長持ちするのも当然だ。

このガラス細工は当時の物と仰っていた。(つまり昭和初期?)

障子の向こうは縁側。
最近の家には縁側なんてないから、これだけでも古民家に来たな~って感じがする。

昔は「角屋」の屋号で何か商売してたのかな。訊いたらよかった。

リビングにはバリスタ完備。
当時まったく同じの持ってたので飲まんかったけどw

ここは食事なしで、基本は食材持ち込んで自炊というスタイル。
食器も選び放題なほどたくさんあるし、基本的なキッチン用品はすべて揃ってるのでやろうと思えば何でもできる。

 

旅のさなかに自炊なんてする気も起きず、食事は近所の商店で買った弁当で済ませた。
ホントはどこかで食べてくるつもりだったんだけど、通り道に飲食店が一軒もなくてその商店も吉良川をちょっと通り過ぎたところでようやく見つけたお店だった。

 

…危うく兵糧攻めに遭うところだったw

 

疲れてたので夜はよく眠れた。
長い旅人人生の中でも、1棟貸しの古民家に泊まったのはさすがに初めてだったのでいい経験になった。

ちなみにこの宿、お遍路さんもよく泊まるようで遍路旅かどうか尋ねられた。
四国滞在中、他の場所でも何度か訊かれたけど、さすがに単車はないでしょ。

行くならちゃんと歩いて回りたい。

中庭

古い町並みが好きで古民家ステイに興味のある方にはこれ以上ない贅沢な宿だと思う、和の宿「角屋」。

室戸方面に遊びに行かれる方は、是非とも宿の候補に加えてみてはいかがだろう。

ただ、ホントに近所に店がないので自炊前提で食材を持ってくることをオススメします。

[訪問日:2018年11月24日]


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