旧東海道の難所 宇津ノ谷を歩く

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もうかれこれ1年が経過してしまったが、昨年のGWに野暮用で静岡へ赴いた折、かねてから行きたかった宇津ノ谷の集落を歩いてきた。

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宇津ノ谷は、静岡市内、西の最果てに位置する。国道一号線を西進すると道の駅宇津ノ谷があり、その先の宇津ノ谷トンネルで藤枝市(旧岡部町)に入る。
このトンネルの北側に旧東海道が今も残り、宿場町の趣を色濃く残す40戸ほどの集落が美しい町並みを形成している。

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間の宿だった宇津ノ谷

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宇津ノ谷は、丸子宿と岡部宿の間にある間の宿(あいのしゅく)で、正式な宿場ではない。この集落はもっぱら休憩所や茶屋が並ぶ旅人の休息地として機能していた。
しかし、その存在は極めて重要であった。それは、眼前に宇津ノ谷峠という交通の難所が控えていたためである。

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そう言えば行き方を説明していなかった。宇津ノ谷の集落へは、静岡方面から来た場合は道の駅の先の県道を左折、藤枝方面から来た場合はトンネルを越えて左折。互いの道は程なく合流して一本になり、間もなく集落への入口が現れる。

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15年ほど前に町並み保存の機運が高まり、景観、建築物ともに今なお修景が進んでいる宇津ノ谷の集落はこんな風景からスタートする。

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RPGの『最初の村人』よろしく、現れたのは縁側に腰掛けた地元のおじいちゃん(ひなたぼっこ中)。
さすがは江戸時代から続く歴史ある間の宿である。そのレベルの高さに戦慄すら覚えた。

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道を尋ねたら実はモンスターでした・・なんてオチもあるわけなく、軽く会釈をしながら先へ進む。しかしこの日は朝からいい天気だった。というかむしろ歩くとけっこう暑かった。

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おじいちゃんの家にも見られたが、宇津ノ谷の集落には屋号が掲げられている。実はこれ、400年前、つまり江戸時代に使われていたものを今もそのまま使っているというから驚かされる。
しかしさっきは「車屋」と書いてあった。当時クルマがあるわけもないしなぁ。一体なんのこっちゃ。

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宇津ノ谷峠は、かの明治天皇も馬で越えたそうだ。そのとき休憩した場所に、その旨が記されていた。

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ついどうしても屋号に目が行ってしまう。
が、ミミズがのたくったような字で何て書いてあるのかまったくわからない。

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ちょうどいいところに松屋があったので、小腹も減ったことだしプレミアム牛めしを一杯・・
価格は時価でした(大嘘)

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ポストが激渋すぎる件。身をよじりながら悶絶するレベル。

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今歩いてきた集落のメインストリートは、突き当りの階段で右に折れて、その先、たったの200mあまりで終わりを告げる。これだけの短い距離にこれだけの濃い景観が残されているのだから、筆者のような歴史好きを惹きつけてやまないのも無理はない。

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この先に、宇津ノ谷峠のハイライトとも呼べる代物があるのでそのまま階段を進む。
それにしても、ここからの写真が宇津ノ谷の集落で最も絵になる構図だとここまで歩いてきて思った。

(2ページ目へ続く)

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