チャンポン・アンド・ザ・シティ。八幡浜の古いまちなみをぶらぶらと歩いた

愛媛県
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古くから港町として栄えてきた八幡浜。

かなり歴史のありそうなまちだ、と言うことは程なくして確信に変わった。

(おいおい、これじゃまる一日ぐらいないととてもじゃないが歩いたことにならないんじゃないか…)

元々八幡浜のために抑えていた時間は70分である。

CATC「はぁ?お前俺のこと舐めてんの?」

まちに意思があるならば、きっと熱々のちゃんぽんを丼ごと顔にぶっかけられていただろう。
それぐらいこのまちを軽く見ていたと・・今なら心から詫びることができる。

元旅館の鍋重商店(明治25年)

ちなみに少しだけ弁明をしておくと、古い建物がよく残るエリアが道の駅からまぁまぁ遠かったことと、予定していた夕日撮影が天候的に無理そうだということにこのあたりでうすうす気づいたので、予定時間を超過してさらに八幡浜で昼飯にした。

結果的に、滞在時間は2時間

OK、結果は残したと言えるだろう。(何の?)

“限られた時間の中でなるべく多くの場所を回りたい派”なので、筆者の旅はいつも時間との戦いになってしまう。

見どころが多すぎたり人と話し込んだりしてオーバーしてしまうこともあるし、逆に半分ぐらいの時間で終わることもある。このあたりのさじ加減が難しい。

時間とお金をかけて何度も同じ場所に行くのは非効率なのでこういうスタイルになってしまうのだが、本音を言えば地元の人と話したりしてのんびり過ごしながらひとつやふたつのまちで一日使い切るような旅がしたいと思っている。

だがそれは、ウェーイ♪と叫びながら辞表を叩きつけて無職にでもならない限り・・永遠に手に入らない憧れであることもわかっている。

何かを得るためには・・何かを失わなければならないのである。

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アーケードも歩いた

そう言えば、途中いい感じのアーケードを横切ったので最後にひととおり歩いてみようと思っていた。

「新町商店街」・・どこにでもあるいい名前だ。

アーケードは思っていたより巨大だった。
終端は銀座商店街という別のアーケードとつながっていた。

アーケードから伸びる脇道も抜群の雰囲気を醸し出している。

店が開いてなくて人が少ないのは大晦日なので想定内である。

世の人々は大掃除や年越しの準備であくせくと働いている時分だ。
こんな日に「ウェーイ♪」とか言いながら嬉々としてアーケードを歩くアホは日本中探してもあまりいないだろう。

しかしまったくもって生産性の低いことしかしてないのに腹だけは減るようだ。
元々次のまちで昼飯にするつもりだったけど三大欲求には勝てなかった。

どこか開いてる店はないか・・
とアーケードを彷徨えど、喫茶店ぐらいしかやっていない。

これは!と言う店が一軒あったが行列に萎えてやめた。

帰りに見かけた素敵な建物

仕方ない・・とりあえず歩くのは切り上げて車で探すか。

と道の駅まで戻ったところで、フェリーターミナルの前に一軒食堂が開いてたので迷わずそこに飛び込んだ。

なぜなら・・ちゃんぽんが食べれる店だったからである。
八幡浜で食事にするならこれ以外あり得ないと思っていた。

ついでに、じゃこ天もこのまちの名物だということをこのとき知った。

魚介系のあっさりしたスープは、さすがは天然の良港として名を成しただけはある。
そう思わせてくれる美味なものだった。

 

CATC・・

 

最後にこれだけは言っておきたい。

愛媛県八幡浜市は、ちゃんぽんと古い建物が魅力の絶対に訪れるべきまちである。

[訪問日:2019年12月31日]


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