川原町は、以前はなんてことのない古びた通りだったそうである。
2000年に市が計画した「長良川プロムナード計画」によって電線の地中化や路面の整備などを徐々に進め、今に見られる小綺麗な町並みを創出していったようだ。
なんと…!古民家を改装した銀行が。
しかも、さりげなくちょっとした観光案内所も兼ねてるそうな。
心憎い演出だ。
しかし岐阜にこんな(筆者的)お洒落スポットがあったなんて全然知らなかったな。
なんであまり知られてないんだろう。不思議。
それはひとえに岐阜のポジション的な問題ではないかと思う。
冒頭、る○ぶの話をしたときに列挙した通り、岐阜の観光地は各地に散らばっている。
しかも有名どころは飛騨方面に偏っている。
岐阜市 = 観光地というイメージは残念ながらあまりない。おそらくこれが大きな要因であろう。
個人的には好きな街なので、もっと認知度が上がってほしいと思っている。
さて。川原町通りは端から端まで歩くと大体500mぐらいと程よい距離。
鵜飼見物をする前にさっと歩けるのでオススメである。
多少時間にゆとりがあればカフェや食堂、みやげ屋もあるので時間の使い方を色々選べる。そんなところも魅力的だったりする。
鵜飼乗り場のあたりが「湊町」、真ん中が「玉井町」、そして最も西にあたるのが「元浜町」。
元浜町は普通の民家が比較的多めな印象だった。
事あるごとに言ってる気がするけど、いつかはこう言う家に住みたい。
お金貯めていつか実現させてやるぜ(控えめな願望)
ほぼほぼ端っこまで来た。
このまま引き返してもいいんだけど、長良川寄りにも一本路地があるので帰りはそっちから戻ることにしよう。
裏通りには、古民家を創作会席料理店に改装した「文化屋」さん。
長良川を眺めながら季節のコース料理が楽しめるお店だそうだ。
そしてすぐ隣には、かなり気合いの入った外観をしている「旧いとう旅館」。
まったく存じ上げませんが、舟橋聖一の小説「白い魔魚」の舞台となった旅館だそうな。
料理店発見
ぱっと見空き家のように見えたけど、ここもそのうち飲食店や旅館にリノベされたりしないかなぁ…
なんてちょっとだけ期待をしてみたい。
左側がさっきの十六銀行。言われないと絶対わかんないよねこれ(笑)
こんなフォトジェニックな路地裏も。
さて、場所はどこでしょう。是非現地で探してみてください。
最後に
岐阜市には提灯、和傘、うちわなどの伝統工芸品があり、川原町でも購入することができる。
これら工芸品は川原町で陸揚げされた美濃和紙によって誕生したものであり、岐阜の発展の歴史とは切っても切れない川原町の由来を垣間見ることができる。
1300年の伝統を誇る長良川の鵜飼とともに、是非とも堪能してほしい町並みがそこにあった。
[訪問日:2020年10月10日]
コメント
あけましておめでとうございます
意外と素敵な町並みでしたね。
コロナも早く収束してほしいものです。
あけましておめでとうございますm(__)m
気持ちよく歩ける町並みでしたね〜。岐阜方面に行く機会があれば、、是非!