ご当地アイドルに会いに行こう。六古窯のまち常滑で楽しむ「やきもの散歩道」ぶらり散歩

愛知県
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やきもの散歩道は細い路地が入り組んだ丘陵地にあるので、ところどころに離島の漁村集落を思わせる雰囲気を残している。歩くのが楽しかった。

さて、そんなやきもの散歩道で最もフォトジェニックな場所へ向かおう。

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土管坂

両脇に土管と焼酎瓶が積まれた「土管坂」。

これぞ、常滑が誇る最強スポット。

すごすぎる・・まるでマリオみたいだ。
実はパックンフラワーが出てくるとか、上に乗ったら地下に行けるとかないよねw

地面には、土管を焼くときに使う「ケサワ」という敷輪の廃材が埋め込まれており、滑らないための工夫が凝らされている。

まさに圧巻の光景…。
観光のためとは言え、ここまでやる常滑市にちょっと好感を覚えた(笑)

常滑随一のフォトジェニックスポットでえぇ感じの写真が撮れました。

タイトルは・・そうだな、『土管女子ゆるふわ散歩』とかどうだろう?

土管坂の下には、「土管坂花園」という名の小さな公園。
ベンチの足が土管なのが面白い。

こんなお店があった。その名も『足湯カフェ 俺の金の焼き芋』。
足湯に浸かりながら焼き芋が食べれるそうです。この斜め上感がなんかいい。

なおも進むと、黒塀の工場が見えてきた。

もう使われてなさそうだけど、積極的に保存されてる感じでもなさそう。
貴重な産業遺産なのでしっかり残してほしいですね。

その先にも、かつての焼き物工場と思われる建物。
渡り廊下がたまらん。

常滑焼の歴史については先述したとおりだが、スピンアウトした格好でとある焼き物の製品が、実は常滑が日本一のシェアを誇ることをご存知だろうか。

そう、それは・・

 

招き猫

 

「常滑系」と呼ばれる流派まで生み出した、一大招き猫の産地。
そんな常滑の、ゆるキャラ・・、いや、ご当地アイドルと呼んでももはや差し支えはないだろう。

さぁ、ご登場頂こう。

 

どーん。

 

見たまえ、この巨大な招き猫を。

高さ3.8m、幅6.3mと恐ろしくでかいこの猫は、「とこなめ見守り猫とこにゃん」と呼ばれる常滑のアイドル的存在である。

その名の通り、壁の上から街の平和と安全を見守っているのである。

とこにゃん「私の目の黒いうちはこの街で犯罪なんて許さないわよ!」

実に頼もしい限りである。
常滑の平和は、今日もとこにゃんによって守られているのだ。

 

順番がだいぶおかしいが、「常滑市陶磁器会館」へやって来た。
当然年末なのでやってなかった。

駅からまっすぐ歩いて来るとたどり着けるが、Aコース、Bコースともここが起点となっている。

やきもの散歩道は再び高台へ戻る。
展望台からは、煙突が立ち並ぶ焼き物の町らしい風景が望める。

1.6kmの散策コースもいよいよ終盤に差し掛かってきた。

さて、こうなると頭の中は「みやげはどうしよう?」になってくる。

急須はもう要らないし、酒器もなぁ…。2週間前に備前焼のぐい呑み買ったばかりだし。

食器という発想がないのは料理をしないからではなく、無頓着だからだ。
正直お皿や器は100均で十分だと思っている。よくてニトリとか。

いや、なめ猫は常滑ちゃうし!
確かに知らない人が見たら常滑 + まねきねこで常滑が発祥だと思うかもな。

ん?あ、よく見たらなめ猫じゃなくて「トコナメネコ」だった。

まぁ、帰りがけにギャラリーに寄って吟味したんだけど、なんとなく食指が動かず結局何も買わなかった。

陶磁器のまちへ行くたび買ってたらそのうち食器棚に入らなくなりそうだしね。
(現にそんな感じになりつつある…)

そんなわけで六古窯の常滑、やきもの散歩道をざっと歩いてきたがいかがだっただろうか。

食事もしたりじっくり回れば、Aコースだけでも1日がかりで楽しめることができるだろう。
時間があればBコースの「INAXライブミュージアム」にも行ってみよう。

[訪問日:2020年12月28日]


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