陶の郷を一通り見たら今度は窯元のあるエリアを歩いてみよう。
山の麓の路地が入り組んだエリアにあるので、クルマの人はここに置いて歩いて向かうべし。
日本六古窯は平成29年に日本遺産に認定されてるんだけど、いくらなんでもこれはでかすぎでは。。?
もはや「ぬりかべ」にしか見えん。。
丹波焼最古の登り窯
明治28(1895)年に築造された地区で最古の登り窯が120年を超えて今なお現役で稼働しており、県の「有形民族文化財」に指定されている。
里山の傾斜に沿って造られた全長47mの登り窯。
見上げるとそのでかさがよくわかる。
せっかくだから登ってみた。
はぁはぁ…思った以上に急勾配だった(((;-д- )=3
窯元はそこそこ広いエリアに点在しているので案内板が欠かせない。
さて、どっちから歩こうかな。
窯元めぐりと言いつつ、目当ては焼き物ではなくて町並みなので工房やショップは眺める程度に。
立杭地区は東西を山に挟まれた谷底のような地形なので、家々も斜面に沿って形成されている。
狭く入り組んだ路地と古い木造住宅が織りなす町並みは筆者が特に大好物としている珠玉の風景である。
そしてやはりこの風情を観光資源に使わない手はないとばかりに、窯元路地歩きという名の散策路に設定されているわけである。
歩いてみると、窯元がなければホントどこにでもある農村集落って感じだった。
のどかや。
陶器神社。
丹波焼の陶祖と言われる陶工が祭神なんだとか。
傾斜に沿って組まれた石垣は城郭さながら。
看板がなければ普通の民家と見紛うほど工房っぽくない窯元が多かった。
って言うか、「え?ここ入ってったら怒られるんじゃ?」って言うのもちらほら。
背後に見える山は今田山と言うらしい。
山そのものが御神体として集落を守っているようにも見える。
60軒もあれば色んな窯元があるよなぁ、と感心しながら散策も終盤へ。
最後にどうでもよい余談を。
この今田地区に「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」って日帰り温泉があるんだけど、泉質よし雰囲気よしの筆者イチオシの温泉なので、立杭に行った際には是非お立ち寄りあれ。
[訪問日:2021年7月3日]
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