玉ねぎ島、こと淡路島の最南端は南あわじ市。
大鳴門橋からも近い、入り江に面した「福良」は南あわじになる前、南淡町の中心部だった漁師町である。
今日はこの福良を歩いてみたい。
天然の良港であると同時に、大鳴門橋が架橋されるまでは四国への船着き場として賑わっていた福良。
現在は鳴門のうずしお観潮船目当てで年間20万人がやってくる観光のまちとなっている。
福良港に併設した道の駅にクルマを停め、適当に路地を歩いてみた。
住民が暮らすエリアへと足を踏み入れると、港付近とは打って変わって懐かしい風景がそのまま残っている。
路地裏の猫。
圧倒的な昭和の漁師町の姿がそこにはあった。
要所要所に町名の由来が書かれた案内板が設置してあって大変参考になる。
地勢上、このあたりは太古の昔より重要な拠点であったようだ。
寂れ具合が完璧すぎて思わず唸り声が出た。
今や絶滅危惧種となった町の本屋さん。
いつの間にか商店街に足を踏み入れていた。
「福良商店街」と言うようだ。
八百屋さんの店構えがまた渋いこと。
福良のまちは海に沿って東西に長い。
軽く1km以上は続き、町の中心部だっただけあってかなりの規模である。
ちなみに合併時の町の人口は18,000人ほど。
やはりそれなりの規模である。
話ついでに南あわじについても言及しておこう。
淡路島は北から淡路市、洲本市、南あわじ市と3つの市がある。
玉ねぎの生産が特に有名だが、3市の中で南あわじが最も生産量が多い。
「うずの丘」と言う施設にある巨大な玉ねぎのオブジェは特に有名である。
それと、関西圏以外の人には馴染みがないと思うが、南あわじは実は温泉どころでもある。
「うずしお温泉」「南あわじ温泉」「三原温泉」など7つの温泉地を総称して南あわじ温泉郷と呼ばれている。
鳴門海峡が一望できる絶景のホテルなんかもあるので、遠方の方も一考の価値はあろうかと思う。
さて。脱線したので戻ろう。
オールドスタイルの平入り町家。
驚いた。こんなのもあるのか。
いい雰囲気の路地を歩く。
帰りが大変になるので適当なところで引き返した。
元食料品店。
こんなお店が近所にあったら常連になるのは不可避だと思う。
商店街の一本南の通りを戻ってきたが、ここもなかなかよさみのある路地だった。
クルーズだけじゃなくて町並みも観光資源にしたらいいと思うんだけどな。
二番煎じ感出ちゃうけど、洲本のレトロこみちみたいなコンセプトでやれば。
どうかな?
再建したレプリカ福良城。
ではなく、これは旅館。
ちょっと泊まってみたいかも。。
民宿長尾屋。
厨子二階の写真館。
暗くなってきたのでここらで切り上げることにした。
福良の思い出番外編。
生しらす丼が大変美味しゅうございました😋
[訪問日:2021年9月25日]
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