「曽根駅前総合市場」もなかなかの逸材だったが、それだけで終わらないのが山陽曽根というエリアの奥深さ。
綜合市場の裏側(西側)へ行ってみると、『日笠通り』なるスナック街が出現する。
知らずに帰るのはもったいないと思えるような何とも香ばしい通りではないか。
市場に隣接してこういう歓楽街があるということは、あるいは当時この付近に工場でもあったのかもしれない。
つまりそれだけの需要があったと言うことなのだろう。
川向こうに、公園にもなっている「日笠山」があるのでここの名前はそこから取ったのだろうと推測できる。
今でも営業中の店がそこそこあったように思う。
結構需要あるのね…。
「曽根駅前総合市場」とセットで見学したい、そんな「日笠通り」だった。
曽根ロイヤルセンター
山陽曽根駅の駅前にも古い市場があるそうなのでついでに見て行くことにした。
駅の南側なので線路を渡る。
曽根駅は特筆すべきことのない、いたって普通の駅舎だった。
駅のすぐそばに、目的のものはすぐに見つかった。
その名を「曽根ロイヤルセンター」と言う。
と言っても市場としては既に終わっていて、営業しているのは手前に見えた加賀屋(お好み焼き屋)のみ。
かつてどんな店があったのかさえわからなかった。
中が見えたのでちょっと覗いてみた。
飲食店だったのだろうか。
駅前は駐車場になっていて、先ほど見てきた市場に隣接して途中で切れた中途半端な躯体が見える。
実はこれも「曽根ロイヤルセンター」の一部。
今から10年前の2013年に火災があってこうなったようだ。
駐車場の場所もかつては市場だったと。
なるほどそういうことでしたか。
おしまい。
[訪問日:2021年12月11日]
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