ツーリング途中に立ち寄った東京は青梅。
ここには昭和レトロな街並みがあり、『昭和レトロ商品博物館』なる楽しげなスポットがビジターを迎え撃ってくれる。
今回訪れたのはまさに博物館に入ることが目的であった。
昭和のアイテムがいっぱい
中に入ると、まずは駄菓子屋。
昨今、少子化と後継者不在でまちの駄菓子屋がどんどん減っていると言う。絶対守らなければいけない文化ではあるが、こればっかりは仕方がない。
中はそんなに広くないが、昭和を代表する名作、名品、名機が所狭しと並んでいる。
コーラが日本に輸入されたのは実は大正時代とその歴史は古い。
昭和に普及したイメージが定着しているのは、昭和30年代に初めてTVCMを打ち出したからではないかと思う。
ここにもありました。映画看板。
部屋にあったらちょっとしたインテリアになりそうだね。ムダにでかいけどもw
日用雑貨。その蚊取り線香は現代のものじゃないのかとちょっとツッコミを入れてみたくなる。
おもちゃはさすがにリアルタイムではないのでちょっとわからない。
…おや?
どさくさにまぎれてポケモンがいるのはきっと何かの間違いだろう(笑)
うんきっとそうだ。
それにしてもよくここまで集めたなぁと感心する。
この博物館、希少なコレクションを後世に伝えるためにコレクターからの受け入れも行っているそうな。
あの長くてでかい筆箱、あんな感じのやつ小学生の頃使ってた気がするな。
鉛筆のキャップを集めるのがはやってて、中開けたらキャップだらけだった記憶しかないけど。
最近はこういうのも見なくなった。味があっていいんだけどな。
よいものがどんどん失われていく。
二階に上がれるので上がってみた。上がると雪女さんがこんにちは。
明治の作家、小泉八雲が『怪談』の中で雪女伝説を書いていて、その舞台が青梅だということにちなんでのことだそうである。
青梅に雪女伝説とはどうもぴんと来ない。
これがその本。
巳之吉は18歳のときに雪女と出会う。数年後、お雪という女性と出会い結婚し10人の子どもをもうける。
まったく老いることのないお雪に巳之吉が雪女と出会ったときのエピソードを話すと、お雪は自分こそが雪女だと打ち明け、煙と消えてしまった。
というお話。
ふたたび一階へ。
1964年、昭和39年。東京オリンピック開催。
このポストは田舎のほうに行けばまだまだ普通に現役で頑張っている。
そう言えば今年世界遺産になった富岡製糸場の真ん前でも見た気がするな。
ブリヂストン BSスーパー41。
ブリヂストンが唯一発売した50ccバイク。ってどう見ても自転車ですがな。。
下り坂でエンジン全開で落ちてったら空中分解しそうなレベル。
あー。この電話最近見ないな。子どもの頃はまだあったのに。
というか携帯が普及してから公衆電話がすごい勢いで減ってて、もはや使うこともないので普通の人は視界に入っても気にも留めない。
だから例えば家の近所に公衆電話があったとしても、その存在を知らないなんてことが普通にあり得るのが現代人。
去年、数年ぶりに公衆電話を使う機会があって、そのときの私がまさにその状態。でも今はずいぶん便利で、公衆電話検索サイトなんてものがあったりする。
昔じゃ考えられないことだよな。
なんだったかな、これ。不覚にも思い出せない。
そしてガラクタにしか見えないのでコメントが思いつかない(笑)
とまぁ昭和レトロ商品博物館、なかなか楽しいところだった。
青梅は都心から気軽にアクセスできるのも魅力なので、興味をもたれた方は一度足を運んでみてはいかがだろうか。
[訪問日:2013年7月13日]
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