温泉地数で北海道に次いで全国第二位の長野県。
面積を考えたら実質一位でしょ、って言うほど数が多く、以前から筆者が一度住んでみたいと切望している理由が他ならぬこれである。
そんな長野県青木村にある田沢温泉に泊まったのが今日の話。
青木村は上田市のお隣で、田沢温泉は別所温泉からほど近いところにある。
役の行者によって、飛鳥時代後半に開湯されたと伝えられるほど歴史のある温泉である。
上田駅から青木村の中心部までバスが通っていて、田沢温泉はそこから徒歩で30分。
この日、無情にも最後のバスに間に合わず上田駅からタクる羽目になり、一瞬で6千円吹っ飛んだ(笑)
外観とロビー
ますや旅館は創業明治元(1868)年、登録有形文化財にもなっている木造三階建ての老舗旅館。
かの島崎藤村が、小諸塾で教鞭をとっていた明治32年の8月に宿泊したことで知られており、当時泊まった部屋は「藤村の間」として今も宿泊が可能となっている。
↓藤村について少し触れている小諸宿の記事

では早速館内へ。
実はますや旅館はいくつかの棟に分かれており、玄関があるのが本館。
本館から向かって左側に、今は使われていなさそうな西館がある。
さらに本館の右側に東館、奥に新館が位置する。
建物ごとに年代が異なり、最も新しいのが新館で明治末期とのこと。
ロビーはこんな感じ。
謎の酒瓶が陳列されていた。
屋内で展示されてるのは珍しい。
大体外壁に取り付けられてるよね。
島崎藤村の写真。このサインは直筆なのだろうか。
明治初期のますや旅館。
今とだいぶ違うけど、この中では東館とその横にある土蔵が当時のまま残っている。
泊まった部屋と夕食
この日泊まったのは新館3階の57番の部屋。
この絶妙なサイズ感よ…。
泊まったときが絶賛コロナ禍だったので安く設定されていたのかは定かではないけど、今現在、価格が当時の1.5倍になってて横転しそうになった(苦笑)
物価高、ホント勘弁してほしいね…。
着いたのが夕方だったので程なくして夕食となった。
部屋食はリクエスト制の別料金で、希望してなかったのになぜか部屋まで持って来てくれた。
食堂が寒すぎたとか、他に夕食付きの客がいなかったとか何かしら事情があったのかな…?
寒い冬に暖かい部屋で頂くご馳走。
地のものを地酒と共に堪能するまさに至福のとき。
大満足の夕食を終えたら、次はお楽しみの温泉へ。
館内散策~温泉
本館から新館へ向かう階段を右手に折れると温泉がある。
この階段、夜に来るとめちゃくちゃ風情があって最高だった。
行灯の破壊力よ。
新館2階はこんな感じ。
温度計を見たら-9度だった。
一応ココ、標高700mぐらいあるんですよ。そりゃ寒いわけだ。
今度は本館から温泉へ向かうと、こんな渡り廊下を進むことに。
廊下からは新館、本館、東館が一望できる。
脱衣所。
内湯はこんな感じ。
露天風呂
ちなみに田沢温泉の泉質は単純硫黄泉で、38~40度と比較的ぬるめ。
かけ流しだけど、さすがに冬は加温してるんじゃないかな。
あくる朝
朝起きて外を見たら屋根にうっすら雪が積もっていた。
東信地方は長野でも雪が少ないほうだから比較的住みやすそうだけどその分冷え込みが厳しいのよね。
筆者は体が寒冷地仕様ではないので寒さにはめっぽう弱く、そんなわけで起床即朝風呂…。
夜はよく分からなかったけど、新館3階からは眼下に渡り廊下が見える。
そして本館(手前)と東館(奥)も。
こうして見ると本当にダンジョンみたいな旅館だ…。
朝食はこんな感じ。
旅館の朝ごはんには似つかわしくないほど豪勢な食卓で朝から大歓喜。
チェックアウトまで時間があったのでしばし館内を散策。
色々な方のサインが。
卓球場発見!
しかも3台もあるとは。
壁に貼ってあったPeaceのポスター。
いつのか分からないけど年代物であることだけは理解できる。
夜に見た渡り廊下からの3棟揃い踏み。
こうして見るとやはり圧巻の光景。
そうそう、例の『藤村の間』。
ロビーの先、右手に入口があるんだけど宿泊者がいたので見学は叶わず。
またますや旅館さんに泊まりに行くことがあれば、次は藤村の間に泊まれたらいいな。
[2022年1月宿泊]









































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