福島・飯坂温泉をゆく ~湯治と書いて“くぎょう”と読む~

福島県
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まち歩きと湯治を兼ねてやってきた福島県の飯坂温泉。
川沿いの道をあらかた見たので、適当に路地を折れて内部へと向かう。

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旧堀切邸

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そして『旧堀切邸』へ。
堀切家は江戸時代から続く豪農・豪商で、政界財界に三人も輩出した名家。その旧家が整備され観光交流拠点となっているのがここ。

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主屋や離れの他に、江戸時代に造られた県内最古の土蔵なんかも残っていてなかなか見応えがある。これは主屋。

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雰囲気がいいんですよ。憩いの場然としてて。
交流拠点の名はだてじゃないようです。

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なんと、源泉を取り込んでいて足湯・手湯も楽しめるという。
しかもかけ流しみたい。これは贅沢。

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引き続き温泉街を散策。
面白い意匠のスナックを発見。

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ちょっと花街っぽい路地。
と言っても一応現役ですからね。芸者さんがここを通ることももしかしたらあるかもしれません。

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路地裏には小料理屋さんなんかがあって。

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さらにこんな感じの細い路地を抜ける。

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するとこんな建物があった。待合か料亭だったんじゃないかっていう趣き。

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路地に面したところにディスプレイがあって、いかにもな昭和の逸品が展示してあった。
横には写真も飾ってあって、写っていたのは飯坂温泉が賑わっていた時代のもののようだった。

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確かに現在はお世辞にも賑わってるとは言いがたい。
でもそれは全国どこも似たようなもので、昔は企業が社内行事を温泉旅館で盛大にやるなんてことも多かったらしいけど、今じゃそういう文化も廃れてしまってますからね。

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川沿いはさっぱりだったけど、内部はちょこちょこ飲み屋やスナックが点在してましたね。旅館、ホテルは結構分散してるしなんかつかみどころがない温泉街です。

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猫ちゃんがバケツにたまった汚い水を無我夢中で飲んでいた。
こんなん飲んだら腹壊すぞ・・野良猫かな・・可哀想に。

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なんか前方にめちゃめちゃ渋い建物がある。重厚感半端ない。
「採進堂酒店」…残念ながらもう商いはやってないけど元酒屋さんのようで。

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その先にあるのが・・明治15年創業の「ほりえや旅館」さん。
木造3階建ての、木のぬくもりが感じられる素晴らしい建物。

実は前夜はここに泊まろうと考えてたんだけど、夜遅くなりそうだから福島市内のビジホに変更したんです。泊まりたかったな。

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目の前に「飯坂温泉発祥の地」の石碑が建っていた。
なるほど、温泉街の中心はどうやらこのあたりみたいだ。

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そしてすぐそばには、「芭蕉と曾良 入浴の地」なる石碑もあった。
別に風呂入ったことまで記念碑にしなくてよくね?って当人たちは思ってそうな気がする(笑)

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鯖湖神社と湯樽の塔。その奥に見えてるのが、飯坂温泉最古の湯として知られる「鯖湖湯」。

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というわけで、芭蕉も入ったという湯に入ってきました。入湯料大人200円。超リーズナブル。

が・・

行ったことある人なら知ってると思いますが、この鯖湖湯、湯がめちゃめちゃ熱いことで有名な温泉。
泉温51度、浴槽で47度前後という殺人温泉に知らずに入ってしまい・・

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これ。帰りがけに気づいたよ。遅いわ!

なぜ地元民は平然とあれに入れるのか・・

福島市民のポテンシャルの高さに仰天した飯坂温泉であった。
おしまい。

[訪問日:2015年9月22日]


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