滋賀県多賀町。
全国でも10ヶ所ぐらいしかない泊まれるSA・PAである名神の多賀サービスエリアのおかげで名前だけはよく知られた町ではないかと思う。
次に有名なのが滋賀随一のパワースポット「多賀大社」。
と言っても関西の人ぐらいにしか馴染みがないと思われるが、今日はこの多賀大社の門前町を歩いてみたい。
多賀大社の祭神は国生みの神様である伊邪那岐大神(イザナギノミコト)と伊邪那美大神(イザナミノミコト)。
最初の夫婦の神様であり、伊勢神宮の祭神「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をお産みになったことでも知られている。
そのことから「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」と謳われてきた。
古くから「お多賀さん」と親しみを込めて呼ばれ、延命長寿や縁結びなどで全国から絶大な信仰を集めてきた。
何気に、というか普通にすごい神様なのである。
そしてこの多賀大社は創建が不詳と言われるほど古い。とにかくすごい歴史があることだけは確かなのだ。
絵馬通り
そんなお多賀さんの表参道は「絵馬通り」と呼ばれ、レトロな土産物屋や飲食店が軒を連ねる非常に散策しがいのある通りとなっている。
多賀大社にはお守りとしてしゃもじを授ける「お多賀杓子(おたがしゃくし)」という風習があり、絵馬もしゃもじの形をしている。
鮒寿しののぼり旗に滋賀を感じる。
多賀名物の「糸切餅」の老舗、元祖莚寿堂本舗(創業明治12年)。
糸切餅というのはこし餡を包んだお餅の表面に青と赤の三本の線が引かれた、かなり独特な和菓子。
今はもうこの絵馬通りでしか買えないので、ここに来たらマストバイな逸品である。
さてこの通り、なぜ「絵馬通り」と呼ばれるかと言うと、、
各戸で「笑門」と書かれた絵馬を吊るしてるのがその由来。
歩く際は是非そんなことも気にしながら歩いて頂ければ。
この表参道は近江鉄道の多賀大社前駅から一直線に多賀大社へ向かういわゆる参詣道の役割も兼ねていて、石畳で舗装されててどことなく小綺麗なのはそれが理由なのだろうと思う。
ずいぶんと古そうな町家。
近江牛専門店の『せんなり亭 多賀別邸』。
建物は登録有形文化財。
こそっとお庭を拝見。うーん素晴らしい。
メニュー見るとランチであれば比較的リーズナブルそうなので機会があればいつか行ってみたい。
かめやとかぎ楼
多賀には登録有形文化財にもなっている老舗旅館が二軒ある。
いや、“あった”というほうが正しいか。
一軒は江戸時代から営業し、大正時代の建物が残るかめや旅館。
こちらはすでに閉業してしまっている。
料理店の標識。
そしてもう一軒が斜向かいに立つ「かぎ楼」。
こちらは現役の旅館である。
元禄2(1689)年創業の料理旅館で、鍵屋 → かぎや → かぎ楼
と名を変えながら現在に至っている。
変遷の仕方がなんとなく普通の逆をいっているような気がする(笑)
めちゃくちゃ泊まってみたいと思って調べてみるも、公式サイトはなさそう。
多賀町の観光協会のサイトに紹介されてるんだけども
4名様以上では1日1組様限定 12,000円
とだけ書かれていて実態がよくわからない。。
これ、貸切で12000円じゃなくてさすがに一名の料金だよね?
4人以上じゃないと泊まれないってことなんだろうか。
色々ハードルが高すぎる。。
このベンガラ色の三階建てがいかにも「楼」って感じで素晴らしい。
ただ、ブログとかSNSを探しても個人の宿泊記が一切見つからなくてめちゃくちゃ不気味なんだけど、誰か人柱 泊まりに行ってくれないかなぁ。
かぎ楼の前から旧かめや旅館を望む。
うだつが上がった銅板建築。
突き当たりがT字路になっていて絵馬通りはそこを左に曲がる。
この角に古い道標が立っている。
右 本社道
左 京道
と書かれている。
読んで字の通りっすね。
左曲がってちょっと行くと駅に着くんだけど、駅までは行かずに引き返した。
正面突き当たりの建物あたりがさっきの道標。
絵馬通りは右に曲がり、その先で多賀大社へと至る。
なかなか見ごたえのある町並みだった。
多賀大社に足を運んだ際は、是非門前町の絵馬通りも歩いてみてほしい。
[訪問日:2022年4月23日]


























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