リアル昭和30年代の町並み 富士吉田『月江寺エリア』

山梨県
この記事は約3分で読めます。

レトロな風景を訪ねてやってきたのは、山梨県は富士吉田市。
そこには文字通り昭和の幻景とも言うべき異彩を放つ町並みが残されていた。

スポンサーリンク

ミリオン通り

0020

盛り場のような通りから垂直方向に、本物の盛り場があった。その名もミリオン通り。名前とは似ても似つかない退廃的な雰囲気がほとばしっております。

0021

それにしてもトタンがよく似合う町だとつくづく感じた。逆にこぎれいな新築の家など建ってた日には景観破壊で差し押さえられるレベルなんじゃないかと思う。

0022

サビたトタンとモルタルが奏でる絶妙なハーモニーがたまりません。

0023

路地の奥には何やら妖しげなレンタルビデオ屋まである。これだけあれば夜の娯楽には困らなそうですね。

0024

おひとり様大歓迎の酒場。

0025

ミリオン通りの中ほどより。だんだんこの場末感にも体が順応してきました(笑)

0026

さらにぶら下がった裸電球が登場。ミリオン通り、レベル高すぎだろう。せっかくいい被写体が現れたので背景ぼかしてみました。

0027

端から端までだいたい100mぐらいだろうか。夢中で写真撮ってたせいで10分くらいかかってしまった。
ミリオン通りを抜けると、西裏通りという通りに出る。この西裏通りからあとで紹介する月江寺通りまでの辺り一帯が昭和30年代を最も色濃く残すエリアとなっている。

0028

トタンがサビと経年劣化でまるで現代アートを思わせるカオスな配色になっていた。

0029

時代を感じさせる看板。絶妙なほどにトタンとマッチしている。

0030

月江寺駅前通りの中央通りと西裏通りの交差点。
この位置で振り返ると雄大な富士山が正面に現れる・・筈だったのだがあいにくの曇天で叶わず。

0031

ここでちょっと小ネタを。食べたことのある方ならお分かりいただけるかと思うあの吉田うどんの独特な麺のコシ。
あれにはちょっとしたエピソードがあって、織物産業全盛時代、機織りから手が離せない女性の代わりに男性が打ったのでああなったんだとか。
なるほど、逆に女性が打ってたらここまでの名物には育ってなかったかもしれませんな。

0032

西裏通りからちょっと路地を入ったところに、どう見てもカフェー建築としか思えないハイスペックな建物がお目見え。

0033

この時計も実に昭和って感じ。いい味出してるよなぁ。

0034

ふと左に目をやるとうらぶれた路地が続いていたので進路変更。

0035

「可愛い?」の疑問形な部分に一抹の不安を隠さずにはいられないのですが。アンダー30など夢のまた夢、オーバー40のドリームチームが出てきそうだ。

0036

最初歩いてきたリバーサイドの元盛り場に向かうに連れ、またしてもそういう雰囲気が濃くなってきた。

0037

正面に見えるのがリバーサイド通り。どうも、川から見て垂直方向の路地に盛り場が密集しているようです。

0038

食堂かと思いきや、玄関には屋号が残っていた。元々何の店だったのだろう。

0039

リバーサイド通りはやがて月江寺通りにぶつかって終わりを告げる。そのちょっと手前くらいに新宿二丁目かと思うようなビルがあった。いやはや、すごい街です。

(3ページ目へ続く)

コメント

タイトルとURLをコピーしました