銀と天領と分水嶺。白壁ロマンのまち『上下』を歩こう

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かつて石州街道の宿場町として栄えた、白壁の家並みが続く上下の町並み。
まだまだ見どころが続きます。

三玉医院

なんとこれが現役の病院。カッコいい…。

こちらの町家は出桁造りでした。

古い看板が残る薬局。

古い建物が濃密に残っているエリアはそんなに広くはなく、コンパクトにぎゅっとまとまってる感じの町並み。

吉田本店

珍しい黒漆喰のなまこ壁が見られる、二軒つながった商家。
元は、明治に建てられた呉服屋の建物。

そしてこちらが見張り櫓を備えた旧警察署。(明治初期)

その先の四ツ辻で振り返る。
直交する車通りに対し、道が先細っている直進方向(背後)が旧街道。

その角地に建つ強烈な建物に、稲妻が走るような衝撃を受けた。

昭和9年に建てられた「旧片野製パン所」
2年ほど前に登録有形文化財になった上下を代表する建物である。

しかもこのパン屋、年間4日だけ営業される“幻のパン屋”なんだとか。何かもう色んな意味で凄すぎる。。

せっかくなので車通りから外れた部分の旧街道筋も歩いてきた。
古い建物がぽつぽつ残っててよい感じだった。

旧角倉家外門

教会を建てた旧角倉家。見張り小屋が完備された楼門は、なんと文政7年(1824)の建築。
約200年前のものが、たぶんほぼ当時のまま残ってる。すげ。

 

さて、最後は四ツ辻の北側を歩いて締めようと思う。
街道からは逸れるけど、なかなか見どころの多いエリアだった。

まずは末広酒蔵資料館。

中は「酒蔵展示館」と「郷土人形館」になっているそうな。興味ある方は是非。

そして、昭和10年頃の建築という「土田旅館」。
こんなん見たら泊まりたくなってくる・・

いつか行こう。

そしてもう一軒。対面に建つ「福万旅館」。こっちもなかなかの逸材。
千鳥破風に沿うようになまこ壁が斜めにあしらわれている。

これはどっちに泊まるか悩むな…。連泊不可避!?

 

イッヌがいた。かわいい。

 

眠いよな。わかるよ。

 

突き当たりに、大正期に建てられた芝居小屋、「翁座」の建物が残る。
当時は集会や芝居、映画の上映に使われていたそうな。

週末だけ公開されてるみたい。中見たかったな。

 

石州街道の宿場町として栄えた天領、上下の町並み。
重伝建を目指す動きもあるようで、ポテンシャルは十分あるので是非とも頑張ってほしいと思いました。

[訪問日:2019年6月28日]


コメント

  1. maru より:

    有名じゃないけど、よい街並みですね!
    堪能しました。

    • machii.narufumi より:

      なかなかの街並みでした!
      機会があれば是非足を運んでみてくださいね^^

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