一度は行きたい!レトロ好きを唸らせる町、新見市で仰天の肉屋に唸った話

岡山県
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岡山県の最果て、新見市と言えば交通の要所である。
伯備線、芸備線、姫新線。西日本屈指のローカル線が3本も乗り入れる、どちらかと言うと乗り鉄諸氏によく知られた町ではないだろうか。

以前、姫新線に乗ってたつの津山に行ったときに、終点には何があるんだろう・・といつか行ってみようと思っていた新見にようやく来ることができた。
目的は無論、古い町並みである。

古い町並みはいわゆる“旧市街地”で、その名を「御殿町(ごてんまち)」と言う。
駅からは少し離れ、高梁川を少し下った左岸に位置している。

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御殿があったので御殿町

新見は古くから山陽と山陰を中継する交通の要衝として賑わい、江戸時代の元禄10(1697)年には1万8千石の新見藩が成立。
藩主の関長治が陣屋を構え、町の整備にあたった。

この陣屋が「御殿」と呼ばれたことから「御殿町」の名がついたそうだ。

それでは早速御殿町を歩いてみよう。

右側は明治期の商家「太池邸」。左は問屋だった「津国屋」。

そしてこちらが明治32年創業のカツマル醤油。

白壁が中心の整然とした町並みが続いている。

太池邸の内蔵はイタリアンとして営業中。

三味線横丁とな?

石灰岩が豊富だった新見は、明治期以降セメント産業で大いに栄えた。
昭和40年頃まで料亭が軒を連ねていたのがこの三味線通り、通称「たぬき小路」とのこと。

右側に見えてる格子の家が元料亭「松葉」。

御殿町のシンボルとして、元福酒造跡地に建設された「御殿町センター」。
商家の蔵をイメージして設計されたそうだ。

御殿町はざっと見たので、気分に任せてなんとなく駅のほうに向かうことにした。
このエリアでは新見は中核都市なので、駅前に行けば寂れた盛り場やアーケードのひとつぐらい残ってるかもしれない。

明治期建築の元商家、田原屋。
怒涛の虫籠窓五連発が強烈すぎる。

あれ、でもよく見るとなんか間隔がおかしい。。
右から作ってったら設計ミスで最後の1個だけ詰まっちゃった。。みたいな?w

田原屋さんはちょうど丁字路のどん突きに立っていて、前に伸びる道を進めば駅方面。
ちょっと歩いて振り返ったところがいい具合にフォトジェック。

んん、ここもしかして商店街?

そう、実はここから先が新見銀座なる商店街。
しかも、昔は全蓋式アーケードがあったと聞いておったまげた。

1963年に完成し、半世紀を経て2012年に撤去されたそうだ。

(2ページ目へ続く)

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