こんぴらさんこと金刀比羅宮の門前町に成立した遊里の名残を見るためにはるばるやってきたのはうどん県琴平町。
その中でも特に見たかった遺構が後半では登場します。乞うご期待。
早いもので、この琴平を散策してからもう一年。
ちょうど年が明けて一段落ついた頃。これまで溜めたネタを同じペースで書き続けると10ヶ月くらいかかることが判明し、戦慄しながら執筆作業に傾倒し始めたのもちょうどその頃。
結局1年かかっちゃいましたけどね・・。
自分にはっぱを掛けるために、「公開日が訪問日から一年過ぎたら負け」みたいなしばりを作ってどうにか守ってきたんですが、それも最後の最後でちょっとはみ出しちゃいました。
まだ愛媛、高知、徳島が残ってますので。。
とは言え、今年一年でペースとコツは掴めたので、来年も同じような感じでコツコツ書いていくと思います。2016年も当ブログをどうぞよろしくお願いします。
少し早いですが年末年始の挨拶ということで。
赤線のあったあたり
さて、『全国女性街ガイド』にあった、「へんこつ屋」裏の一帯にあった赤線がこの辺りである。
右側に少し見えている藤色の建物もストリートビューで見たらかなり艶っぽい意匠をしている。撮ってなかったことが今ではまったく理解できない。
なぜこの日はここまで仕事ができないヤツだったのか。
その間の狭小な路地こそが今回の目的地である。
ここを抜けるとアーケード商店街。そこに件のへんこつ屋がある。
ちなみに大正初期創業の和菓子屋だそうである。
※へんこつ屋さんは2021年末に閉店しました
見えてきた。よかった。まだあった。
これを見るためにはるばる来たと言っても過言ではないモノトーンカラーのそれは、薄暗い路地で不気味な光を宿しながら旅人を待ち受けていた。
一字一句違わず、文字通り琴平を代表する遺構である。
これほどまでのモノトーンのモザイクタイルを目にしたのはたぶんここが初めてであろう。美しさについ見惚れてしまった。
これで何か鑑札でもついていれば非の打ち所なし、と言ったところであったがそうは問屋がおろさぬようで。
もっとも、昔はその類がついていたかもわかりませんがね。
そんなところで琴平の街はここまで。
目的は違えど、今回、一度訪れた場所を長い歳月を経て再び訪れた。
過ぎ去った何物かに想いを馳せ、郷愁にも似た思いに胸をくすぐられる。日常では決して味わうことのできない安息。
旅とは何か。それはきっと、日々の索漠とした生活の中で失われた心の豊かさを取り戻す作業に他ならない。
それを教えてくれたこんぴらさんに、深い崇敬の念を抱かずにはいられなかった。
[訪問日:2014年12月31日]














コメント
昨日、吉川正洋さんの「鉄道ひとり旅 琴電琴平線」を観ました。終点の琴平駅で番組は締めだったのですが、吉川正洋さんの背後で、柱状のネオンサインがキラキラしているのが気になりました。場所を調べてみたら、こちらで紹介されていた、シャトー?のラブホテルがあった場所。吉川正洋さんが訪問したのが2022年12月でした。ストリートビューの2019年では改修工事中。どうやら、またホテルとして再開したようですね。たぶん、外国人観光客を当て込んだホテルじゃないかなと思いますが。
鉄道ひとり旅は、鉄道紹介番組なので、赤線とか色街については完全にスルーしていますが(吉川正洋さんもそのへんは知っていると思う)、時々おや?とかあら?と気になる場所や建物が写り込んでいるので、見応えあります。
追記 てっきり外国人観光客向けのホテルに転業したと思っていた建物。俺のシンデレラというお風呂屋さんのようです。どうりでキラキラネオンのはずです。
おぉ、あの廃墟、いつの間にか別のお店になってオープンしてたんですね。
ちなみにシャトーもお風呂屋さんでした。
新築できませんからねぇ、別の業者が目をつけたのも自然な流れかな、と。