神戸の『新滝乃市場』からスタートし、西へ移動しながら播磨地方のレトロ市場を巡ったこの日は姫路に泊まり、翌朝姫路市内の市場を2ヶ所回った。
まずはじめに赴いたのが世界遺産・姫路城の北側に位置する八代地区。
地図を見て気がついたが、ずいぶん前に行った「梅ヶ枝遊郭」から比較的近い場所だった。
で、その八代地区にこんな建物が残っている。
その名も『八代ショップセンター』。
外観からわかる通りかなりでかい。
そして、目の前にはこちらも広々とした駐車場が完備されている。
見たところやっている店はなさそうだが、思いのほか荒れまくっているようにも見えない。
少なくとも壁が崩落してネットがかけられるような、“ホンモノ”の域にはまだ達していない。
営業していたら迷わず入ったであろう素敵な喫茶店があったが、残念ながら息絶えてしまっていた。
北側に回り込むと、固く閉ざされた入口を見つけた。
営業時間はAM9:30~PM6:30
定休日は毎週金曜日
だったようだ。
仮に食料品を扱う店であれば6:30というのはいささか早いような気もするが、当時は圧倒的に専業主婦の割合が高かったはずなのでそれで問題なかったのだろう。
入口から中を覗いてみた。
果物店が見えるが、思った以上にキレイだ。
おそらく二階も商店が軒を連ねていたのだろうと思われるが、非常階段のような外階段があった。
この八代ショップセンター、情報がさっぱり出てこないのでまた例のごとく国土地理院の空中写真で調べてみた。
今回はたまたま連続する二年の間で変化が見られたが、結論から言うと
昭和50(1975)年:ない
昭和51(1976)年:ある
曽根駅前総合市場とほぼ同年代だった。
50年もしないうちに、いや、他の方のブログで2015年時点で既にこの状態だったので、少なくとも40年に満たない時点で全滅ということになろうかと思われる。
比較的キレイ目に見えたのもこの年数なら納得ができるが、結構店の数もあっただろうに、これほど短命というのは何かあったのだろうか。
50年前のモノと思われるペプシの自販機が見えた。
ストリートビューでは2023年1月時点で現存していたが、いつまで残ってくれるかわからないので見学したい方はお早めに。
場所はコチラ↓
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コメント
ミリンダって、確かキリンレモンみたいな味がする炭酸飲料だったと思います。銭湯で瓶入りのものを飲みました。メーカーは同じなのか不明ですが、スカットという炭酸飲料もあったような。ところで、こういった飲み物を冷す冷蔵庫(左端が細長いガラス扉で、右側に栓抜きが付いてる)ってまだあるんでしょうか?
ミリンダ。ファンタの競合商品だそうですね。日本ではもう売ってなさそうです。
スカットは明治乳業で、1990年頃発売とそこまで昔でもないですね。
私は全然記憶にないですが…。
更新も早く、毎日楽しめました。
ありがとうございました。お疲れさまでした。
今回の一連の旅ではどちらの施設が一番お好みでしたでしょうか?
コメントありがとうございます!
どこもなかなかよかったですね~。甲乙つけがたいです。
よかったらまた遊びに来てくださいね。