美保関の話を書いておきながら、まさかね?と思ったみんなの期待を裏切るわけにいかないでしょ!と謎の使命感とともに綴るのはもちろん「美保館」に泊まった話である。
と言うか、この旅のメインイベントが大山に登ることと美保館に泊まることだった。
それぐらい楽しみだった美保館での滞在。
それでは早速本題へ。
なぜか翌朝に全景を撮っていなかったのでいきなり夜景からスタート(笑)
青石畳通りに面した本館は、左端のほうに見えてる背の低い建物。
今はこちらは主に朝食会場として使われていて、宿泊は真ん中に見える背の高い「新館」がメインとなっている。(その他、別邸やゲストハウスなど多数泊まれる場所がある)
冒頭書いた通り、この日は朝から大山に登って皆生温泉でひとっ風呂浴びてから美保関へ向かったのですでに暗くなってからチェックインと相成った。
夕食は済ませてから来たので(確か1名で2食付きプランがなかった)、着いてすぐ青石畳通りの夜景を撮りに行って戻ってきたのは22時前。
新館の部屋はこんな感じ。これだけ見たら至ってふっつーの旅館。。
けど、真ん前が海なので窓からの眺めは最高。
7階に天然温泉の展望大浴場があって、もちろん客室より高い位置から美保湾を一望できる。
なんだけど、このときの大浴場の記憶がなぜかまったくなくて。。部屋でシャワー入ったとか?
いやぁ、そんなことあるわけないよな。疲れてたからかな。。
あくる朝
2泊3日の山陰遠征最終日。
目が覚めたら外は快晴だった。
若桜編で書いたとおり、初日はずっと雨。
二日目は明け方に雨は上がったが、その影響で大山はずっとガスってて山頂は真っ白w
結局楽しかったのは美保関以降。
ホント、旅先では天候だけはどうしようもない。
まぁ、それも込みでの「旅情」ってもんだと思うけども。
朝食は本館で。
入口は青石畳通り側だけど、海側からはこのトンネルを抜ければ近い。
本館は明治38(1905)年竣工なのであと2年で築120年。
国登録有形文化財になったのが2004年のことで、これは営業中の旅館としては県下初の快挙だったとか。
また、朝食会場の他、結婚式やコンサートなど各種催し物でも使われているみたい。
本館の散策からにすると最後になっちゃうので、、先に朝食から。
憧れだった旅館の、憧れだった登録有形文化財の建物でとる朝食。
しみじみとした気持ちで、美保湾を眺めながらの優雅なひとときだった。
朝食会場は2階の大広間だった。
縁側からは眼下に美保湾一望。
本館を散策する
玄関がガラス張りの引き戸なので外からでも見えるんだけど、中に入ったところでまず最初の衝撃を受ける。
これが築120年の歴史の重さなのか。破壊力がすごすぎる…
昔の帳場だろうか。
すでにこの時点で脳がフリーズしそう。。
視点を変えて。
ここは絶対に超広角レンズが必要だとわかってたから魚眼レンズ持ってきたんだけど、歪ませるのも失礼にあたるぐらい何もかもが素晴らしい。
TVと黒電話とラジオ。
おそらく昔からずっとここにあるのだろう。
なお公式サイトより
現在も建具や電灯などは当時のものを使用しており、懐かしい黒電話も使用しています。
こちらは2019年に新設されたバーカウンター「隠れ家BAR 神楽」。
いや、間違いなく。。世界一ノスタルジックなバーカウンターだと思う。
バーカウンターで注文したドリンクを頂くのがこちら。
なお、朝食後の珈琲もここで楽しめる。(結構頼んでる人多かった。そりゃそうだよな)
すべてがよすぎて胸が張り裂けそう…
で、実はこの1階のオープンスペースはアトリウムになっていて、2階までずどーんと吹き抜け、そしてこの圧倒的開放感!!!
※アトリウムとは、光を通す材質の屋根で覆われた大規模な空間のこと
今度は2階から。
ここからの眺めこそがいわゆるTHE 美保館で、ここへやって来る誰しもが憧れる唯一無二の光景。
これで“絶対に超広角レンズが必要”だと言った意味がお分かり頂けただろうか。
余談だが、朝食後に本館内を散策、撮影しようとするとほぼ間違いなく人が写り込んでしまうので、写真目当ての方は早めにチェックインしてその日のうちに見学を済ませたほうがよいと思う。
しかしこのジブリ映画の中に迷い込んでしまったかのような世界観はどうであろう。
本当に何もかもが最高すぎる。
はるばる来てよかった。
以前は夜景撮影に夢中だったこともあって、旅先では基本ビジネスホテルばかり。
レトロの活動にウェイトが移り、夜が“自由時間”になってからは老舗旅館に泊まる楽しみができた。
旅の楽しみが増えるにつれどんどん忙しくなってる気がするけど、そんな生き方もありなのかな、と思ったりもする。
まとめると、「美保館」は最高でした。
↑まとめ方雑すぎ
おしまい。
[2021年9月宿泊]
コメント
おお、泊まられたんですね。流石に凄い👏
もう素晴らしすぎて吐きそうでした🤢