歴史が薫る水と酒の町、京都・伏見ぶらり散歩

京都府
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ここから伏見さんぽ後編。

齊藤酒造

伏見の蔵元は数が多いだけにこの日初めて聞くところもまずまずあって、学びを得るという意味では有意義な日だった。

しかしまぁ、有名どころとの格差がすごいな、とつくづく思った。

その有名どころのひとつがこちらですね(笑)

もう全国どこ行っても買える黄桜のお酒。
あれだけCMバンバンやってればね。

工業団地の中にでも迷い込んだのかと思うような、酒蔵というよりはもはや工場。。
さすがに規模がでかすぎる。

きっとセキュリティもガチガチだろうから、下手に写真撮りながらうろついてたら警備員さんが飛んできそうな雰囲気さえあるな。

早いとこずらかろう。。

 

途中で見かけためちゃくちゃ渋い理髪店。

同じ通り沿いの、丸窓が美しい古民家。

さっき量り売りの酒を買った北川本家の工場。
直売所が向こうに見える橋のそばにあると言えばいかにでかいかお分かり頂けるだろう。

北川本家の近くにある京姫酒造。(初めて聞いた)

仕出し屋のような趣きの古民家を横目に、とある場所を目指す。

次に訪れたのが黄桜が運営する直営店「黄桜カッパカントリー」。
飲み比べなんかもできるんだけど、飲んだくれてまち歩き続行不可能になるのが目に見えてたので断腸の思いでお隣の「黄桜資料館」へ。

でかい酒造メーカーってこういう資料館を持っているところが結構あって、自社の歴史やら酒造りの工程やらが学べるようになっている。

ちなみに日本酒って「並行複発酵」というめちゃくちゃ高度な発酵技術によって作られてるんですよ。
日本酒の作り方、奥が深いので興味のある方は調べてみてはいかが。

そうそう、「伝統的酒造り」として一昨年ユネスコの無形文化遺産に登録されましたよね。
まぁこれは焼酎なんかも含んでるわけだけど、とにかく日本酒の素晴らしさが海外に注目されるようになるのはシンプルに喜ばしいことですね。

 

黄桜記念館のあたりは伏見桃山駅からもほど近く、駅前からはこんなアーケードが伸びているのでついでにぶらぶらしてきた。

パン屋の店構えが渋すぎてご飯三杯いける🍚

商店街にある試飲可能な酒屋さん。
さすがにこれは素通りできなかった。

左からそれぞれ黄桜、キンシ正宗、松本酒造のお酒。

この店の近くにある「伏水酒蔵小路」でも利き酒ができるので呑兵衛の皆さんはお好きなほうへ。

 

商店街近くにある、アーケードはないけどなかなか雰囲気のよい竜馬通り。
名の由来はこの通りのすぐそばに「寺田屋」があるから。

寺田屋

ちなみにこのときは絶賛コロナ禍だったこともあって臨時休業だった。
何だかんだまだ入ったことないんだよなぁ。

左が「神聖」という酒を醸す山本本家。
右は月桂冠の蔵。

神聖の直売所。

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月桂冠

さて、伏見さんぽの映えある大トリは月桂冠。
もはや説明不要の、このエリアで最も有名な酒蔵である。

大倉記念館

創業1637(寛永14)年の月桂冠は、伏見では最古の酒蔵。

実は伏見の酒造業は江戸末期に一度衰退している。
灘や伊丹、池田など新興地の台頭、度重なる戦乱などが原因で、1657年に83軒あった酒蔵のうち、200年後に続いていたのは北川本家と月桂冠(当時は「笠置屋」)のみという有様であった。

明治以降、酒造業の再興に尽力したのが笠置屋の11代当主大倉恒吉で、経営の近代化や瓶詰め酒の商品化などを行い、東京にも進出、一躍銘醸地としての地位を確立するにいたったのである。

伏見の歴史を学びたければ『月桂冠大倉記念館』には必ず立ち寄ろう。

そしてもうひとつ。
月桂冠の旧本社屋でもある伏見夢百衆

平成5年まで使われていた大正時代の建物である。

現在は喫茶、お土産販売、清酒販売、そして利き酒ができる定番の観光スポットでもある。
ここも必ず立ち寄りたい。

濠川では伏見十石舟という遊覧船が運行している。
春には満開の桜と酒蔵が織りなす、雅な風景を船上から眺めることができる。

400年続く酒造業の歴史に思いを馳せながら、伏見のまちを歩いてみてはいかがだろう。

[訪問日:2022年2月12日]

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