日本六古窯・丹波焼の里!窯元風情漂う路地を歩こう

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丹波焼をご存知だろうか。

越前・瀬戸・常滑・信楽・備前とともに「日本六古窯」に数えられている、古来から続く伝統的な焼き物である。
その歴史たるや、平安時代後期から約800年続く伝統を誇る。

今日はこの丹波焼発祥の地、兵庫県丹波篠山市今田町(こんだちょう)を歩いてみたい。

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どこにあるの?

丹波篠山市は篠山城の城下町として発展した歴史を持ち、城下町の「河原町」、街道沿いの「福住」と二ヶ所の重伝建を擁する古い町並み好きにはたまらないところだ。

ぶらっと日帰りツーリング。丹波篠山の城下町を見てきた
暖かくなってくると無性にどこか行きたくなるのがバイク乗りの基本属性で、ただし筆者の場合末期的な花粉症持ちのため、そういうテンションになってくるのがだいたいGW前後と普通のライダーより少し遅い。 そんな...
篠山街道の宿場町 福住の古い町並み
京都の亀岡市から、緩やかに南下しながら西へ向かい、姫路へといたる国道が372号線。通称、「篠山街道」と呼ばれる国道である。 この篠山街道の途中、丹波篠山市内に「福住」と呼ばれる元宿場町があり、2012...

※記事内で篠山市となっているのは、2019年に篠山市→丹波篠山市と改名したから
↑直せよ

 

さて、目当ての丹波焼の里は市内南西部の「今田町上立杭」という場所にある。

電車の人はJRの相野駅からバスに。クルマの人はカーナビ頼りに適当に向かってください。

しかしまぁ、河原町を歩いたときは焼き物にはさほど興味がなくて「丹波古陶館」を華麗にスルーしたような人間が、まさかそれ目的でまた丹波篠山に来るとはねぇ…。人生わからんもんだ(笑)

上立杭地区はご覧のように里山に囲まれた自然豊かなロケーション。
こんな景色に囲まれてたら作陶も捗りそうですなー。

ちなみに、丹波焼はその地名から立杭焼と呼ばれることもあって、むしろ歴史的にはそっちのほうが長いそうだ。

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丹波伝統工芸公園 立杭 陶の郷(すえのさと)

初めて来た人向けの、まずはここから!的な推しスポットが丹波伝統工芸公園「陶の郷(すえのさと)」

丹波焼を見たり買ったり体験したりできる核となる施設。

立杭には窯元が約50軒あって、そんなに回れるか!っていうあなたに朗報。
ここには「窯元横丁」と言う、各窯元の様々な商品が展示販売されたコーナーがある。
むしろここがメインだと言っても過言ではなさそう。

見てるだけで楽しくなること必至なので、ここは間違いなく行くべし。(入園料200円かかります)

ちなみに筆者はこの日、茶碗とぐい呑みとビアカップをお買い上げ。
こう言うとこ来るとどうも酒器ばかり買ってしまう。。

泡がめちゃめちゃクリーミーになるのでとにかくビールは陶器がオススメですよ。

食器や花器等、おもに生活雑器を焼いてきたという丹波焼らしく、普段使いの肩肘張らない値段のものが多かった印象。
ついつい買いすぎないようにお気をつけて!

続いて「伝習会館」へ。

1階のアートギャラリー

2階は伝統工芸士の作品展示

お隣の伝産会館(丹波立杭焼伝統産業会館)
いかにも焼き物の里って感じの外観がユニーク。

敷地内には「平成窯」なる登り窯も。

丹波焼の窯は山の斜面を利用したタイプ。
上へ向かって順次焚き進めて行き、最高温度は1300度にも達するとか。

(2ページ目へ続く)

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