富山県

なんということでしょう!越中の小京都「城端」の町並みがよさみしかなかった件

富山県西部の砺波平野を縦断する盲腸線、JR城端線の終端にあたる「城端(じょうはな)」は絹織物の生産で栄えた町である。 今なお残る古い町並みが風情を醸し、「越中の小京都」とも呼ばれるそのまちを歩いたのは、まるで親のかたきのように激しく雨が降...
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福井県

そこは北陸の小京都。朝市と湧水の城下町「越前大野」ぶらり散歩

2021年のお盆期間は本州に前線が停滞し、記録的な大雨となった。おかげで違う意味で思い出深い旅となった4日間を、少しずつ記憶から掘り起こして並べて行こうと思う。 あの夏、筆者はクルマで北陸へ旅に出た。 はじまりの地に選んだのは、北陸の小京...
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長野県

宿場風情があり余る。中山道の間の宿「茂田井」を歩こう

小諸からクルマを走らせることおよそ30分。次に向かったのは、この旅で最後のまち歩きとなる中山道の「茂田井宿(もたいしゅく)」である。 茂田井があるのは佐久市の最果て、ほぼ立科町との境目あたり。ここは正式な宿場ではなく、望月宿と芦田宿の間...
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長野県

またの名を『高原の城下町』。味わい深い町並みが残る北国街道・小諸宿を歩く

そのキャッチコピーは一撃で筆者を虜にした。 高原の城下町   なんてカッコいい響きなんだ・・ これから北国街道の小諸宿、すなわち、―宿場町、城下町、そして商家町と変幻自在な顔を持つ小諸藩の都― を歩こうというところだった。 市役所の...
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その他

写真集『Nostalgic Nightview』発売のお知らせ

このたび、古い町並みの夜景写真集『Nostalgic Nightview』を制作し、販売を開始することになりました! このブログをずっと見て頂いてる方はちょっと意外に思っているのではないかと言う気がしますので、本の内容とあわせて経緯...
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長野県

まるで江戸時代。飛脚が走ってそうな長野県「海野宿」ぶらり散歩

長野県の古い町並みで最も有名なのは何と言っても「妻籠宿」と「奈良井宿」、これがいわゆるツートップになろうかと思う。ではそこにもうひとつ加えて“ビッグスリー”にしたらどうだろう。 これは人によって若干分かれるかもしれないが、筆者は迷いなく「...
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長野県

善光寺街道の宿場町。蔵のまちなみ「稲荷山」を歩く

日本三大車窓のひとつ、JR篠ノ井線の姨捨駅から眺める雄大な長野盆地の風景は「善光寺平」とも呼ばれる。その姨捨のひとつ長野寄りの駅が「稲荷山駅」。善光寺平の南端にあたる、かつて善光寺街道の宿場が置かれたまちである。 その街道とは、塩尻の「...
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長野県

真田家十万石の城下町。信州松代歴史さんぽ

今は編入されて長野市の一部になっている松代町(まつしろまち)は、武田信玄と上杉謙信が一戦を交えた、かの有名な「川中島の戦い」において武田氏が海津城を築いた場所である。武田家滅亡後は1600年に森忠政が入封し、待城(まつしろ)と改称。160...
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長野県

信濃路蔵しっく。蔵の町並み「須坂」を歩く

長野駅から長野電鉄で30分ほどの須坂市は江戸時代、須坂藩主堀氏の陣屋町だった町である。大笹街道(現国道406号)、谷街道、山田街道と3本の街道が交差する交通の要衝でもあり、物資の集散地としても栄えた。 明治から昭和初期にかけては近代製糸業...
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長野県

渋い町並みが魅力です。信州の名湯「渋温泉」は散策が楽しい

温泉地数が北海道に次ぐ全国2位を誇る長野県は言わずと知れた温泉大国である。その中でも人気で常に上位にランクインするのが、ノスタルジックな町並みが人気の「渋温泉」であろう。 あたり一帯『湯田中渋温泉郷』で呼ばれる渋温泉は県の北東部、山ノ内...
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長野県

歴史と文化と栗が息づく「小布施」を散策しよう

長野県の北東に位置する小布施町(おぶせちょう)は人口1万人ほどの小さな町。千曲川の水運と街道、水陸の要衝として江戸時代に栄え、町を歩けば今なお当時の面影を残す風景に出会うことができる。 特に、晩年の葛飾北斎をはじめ、数々の文人墨客がこの地...
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長野県

戸隠神社の門前町。個性が際立つ宿坊群とその町並みを眺める

蕎麦の本場、長野県で最も有名なのは何と言っても日本三大そばと称される「戸隠そば」である。まさにキングオブ蕎麦の異名を欲しいままにするこの戸隠は、長野市の北西部、新潟との県境にも近い高地に位置する。 平成29(2017)年、戸隠神社の宿坊群...
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長野県

北アルプスに抱かれて。遠くの山並みと棚田が美しい白馬村青鬼集落

長野県の白馬村と言えばウィンタースポーツを嗜む人にはおなじみ、1998年長野オリンピックが開催されたスキーの聖地である。筆者もかつては毎シーズンのように滑りに行っていたその白馬に、約10年ぶり、それも初めて夏に訪れた。 目的は重伝建の青鬼...
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兵庫県

日本六古窯・丹波焼の里!窯元風情漂う路地を歩こう

丹波焼をご存知だろうか。 越前・瀬戸・常滑・信楽・備前とともに「日本六古窯」に数えられている、古来から続く伝統的な焼き物である。その歴史たるや、平安時代後期から約800年続く伝統を誇る。 今日はこの丹波焼発祥の地、兵庫県丹波篠山市今田町(...
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兵庫県

楽しいがいっぱい。レトログッズの宝庫「思い出の記録博物館」

鉱山町として栄えた生野の口銀谷から銀山方面へ向かうと、奥銀谷と言う集落を通る。生野銀山のほんの少し手前、油断してると見落としそうな普通の古民家に、目ざとい人は気がつくだろうと思う。 よく見るとちょっと普通ではないことに。   こちら...
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兵庫県

日本の近代化に貢献しまくった大鉱山「生野銀山」と生野の町並みを眺める

兵庫県北部の但馬地方には、日本有数の鉱山として知られる生野銀山(いくのぎんざん)がある。このエリア自体が鉱山として有名で、以前「明延鉱山」の話を書いたがとりわけ最も知名度が高いのが生野銀山である。 日本の近代化を支えた生野銀山 生野には...
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兵庫県

但馬地方の中心地。旧街道の宿場町「和田山」を歩く

前回書いた矢名瀬からひと駅。矢名瀬がかつての但馬地方の玄関口なら、「和田山」は現在の玄関口である。 播州から但馬へ至る播但線は、姫路とここ和田山を繋いでいる。山陰本線と播但線が交わる和田山は山陰道と播但道の結節点でもあり、道路においても...
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兵庫県

表と裏の分岐点。時代を彩った静かな町、朝来市矢名瀬町を歩く

竹田城で有名な兵庫県朝来市の中心部と言えば和田山になるが、ひと駅離れた「梁瀬」は山東町(合併して朝来市となり消滅)の中心だったまちだ。 駅は「梁瀬」だが地名は「矢名瀬」となるこのまちには、かつて街道の分岐点として但馬地方の玄関口の役割を...
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岡山県

時代が名前に追いつきました。因幡街道「大原宿」の風情ある町並みがすごい

播磨国(姫路)と因幡国(鳥取)を結ぶ因幡街道は、播磨国から出雲国へ向かう出雲街道同様、古くから重要な役割を果たしてきた街道である。 以前「平福」の話を書いたが、その先で国境を越え、次の宿場で岡山に入る。美作市にある「大原宿」である。 智...
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岡山県

泊まれる登録有形文化財。津山市の「あけぼの旅館」に泊まった話

1603年に森忠政が入封して以来、400年に渡って城下町として栄えてきた美作地方の中心、岡山県津山市。津山城の南西、城と駅の中間あたりのかつて町人地だったところに、現存する旅館では津山市最古、登録有形文化財にもなっている「あけぼの旅館」が...
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