時代が名前に追いつきました。因幡街道「大原宿」の風情ある町並みがすごい

岡山県
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「古町町並み保存地区」として整備されている因幡街道大原宿。

市内唯一の造り酒屋「田中酒造場」

建物は明治18年で、袖壁・虫籠窓・煙出しなどを設えた創業当時のままの姿を保っている。

代表的な銘柄は「武蔵の里」「白梅」。
これは、剣豪宮本武蔵生誕の地である「武蔵の里」が地元であることに由来する。

現地で初めて知った酒蔵だったが、帰りがけに武蔵の里を1本お買い上げ。

突如現れる近代建築。
元中国銀行大原支店だった建物で、今は司法書士の事務所として使われている様子。

繋がっているようにも見える隣の建物は「お通工房」と書かれている。
ここもまた火返しの意匠がカッコいい。

吸い込まれるような路地裏の風情。

この角度からは見えてないけど、右側の消防器具庫の裏に火の見櫓がそびえ立っている。

庭園を眺められる休憩処「ふれあい広場」。

大原宿本陣

鳥取藩主の池田氏が宿泊するために建てられた本陣は寛政年間(約200年前)築と言われている。
なお、建物内部は非公開。

大原宿は、中国地方の街道を対象とした「夢街道ルネサンス」に平成29年に認定されたそうな。
そんなのあるのね。

そう言えば、建物はほぼ平入りだったような。

ふと思ったんだけど、平入型、妻入型、混在型ってどうやって決まるんだろう。
地域性でもないしきっと法則はないんだろうけど。面白いよね。

個性的な門を持つ家。

…はっ!屋根の上に誰かいる!!
夜になると目が光るそうです(嘘です)

宿場が終わりかけるあたりに道しるべがある。
西へ曲がると更生橋を渡り、竹山城下を通って津山へと至る津山道。

大体今の国道429号線に近いんじゃないかな、と地図を見て推測。

田中酒造場の酒蔵。

因幡街道への路地裏。

町並み保存地区に指定されながら、観光色がほとんど感じられなかった因幡街道大原宿。

こんなに素晴らしい町並みなのに人がほとんどいなかったのはそのせいかもしれないな。

なんか勿体ないなぁ、と思いながら帰路についた。

[訪問日:2021年5月4日]


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